アナリティクスの使い方-TOPに流入して次どこのページを見たのか?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。
ECサイトの店長歴8年の松嶋俊です。

ECサイトを運用していて、
たぶんですが一番アクセスが来ているのは
TOPページではないでしょうか。


僕が管理しているサイトは記事からのアクセスも最近多くなっていますが、
単体でみたときには、まだTOPページ(PC、SP)が多いです。

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 ※これは僕が管理しているサイトです。


TOPページのアクセスが多い。


嬉しいことですよね。
というのも、記事ページと比べ「直帰率」「離脱率」が圧倒的に低いので
約7割以上の方が次のページを見てくれます。
 ※記事の直帰率は9割くらいが通常だと思います。

SEO対策をしているサイトで、TOPページを意識的にアクセスを増やすのは、
難しいと思っていますので、TOPページにアクセスが集まっている状況は、素直に喜ばしいことだと思っています。


では、TOPにアクセスが集まるサイトが
次に考えることとして「どうアクセスを有効活用すれば良いのか?」
考えますよね。

たとえば、お店によっては、「通ってほしい理想な行動フロー」を
決めているところもあるでしょう。

TOPページの次は、
お店の紹介ページを見せて・・・
特集ページを見せて・・・・
人気のAの商品を見せて・・・
購入してもらう。

など。仮に行動フローを設定しているとして、TOPページに来たユーザーが
果たして「お店の紹介ページ」を次に見ているのか?知りたくなりますよね。

僕なら知りたくなりますし、
アナリティクスでは、そのような機能が備わっています。


「ナビゲーションサマリー」または「入り口からの遷移」

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※ナビゲーションサマリー

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※入り口からの遷移(ランディングページの情報を見るとき)


という機能がそれに該当します。
では、私が管理しているサイトを少しだけみてみましょう。

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 ※PCのTOPページから次に見ているページのセッション順

と言ってもページ名はお見せできないので数値だけとなります。TOPページから次にアクセスしたページとして、一番上の「2,724セッション」したものがあります。

サイトのデザインをみて、「あ~ここをクリックしたんだ」とイメージしながら見ているのですが、果たしてこのページが良いのか、悪いのか、理想の行動フローに当てはまるのかを見ていきます。

僕が検証する際に意識しているのは、一度ユーザーが置かれた状況を想像して、というか、ユーザーの気持ちになり、同じ手順を踏みます。

「この商品が欲しいからTOPに入って、
 ざっと見て、ここをクリックして・・・」

または、

「俺は●●だから、それに合うもの何かな?と考え、
 ざっと見て、ここをクリックして・・・・」


というように考えると、超個人的な内容にはなりますが、
私のサイトのTOPページから今一番アクセスが集まっている現在のページは、
TOPページから来てはいけない問題ページになります(笑)
 ※ページをお見せできないため、想像でお願いします。


なぜ問題ページなのかというと、商品の特性上、迷子になる可能性が高いから。(今のところ仮説です)


仮説を検証するため、アナリティクスと合わせて、ユーザーの動きが録画されるツール(アナリティクスでの機能ではありません)があるので、動きを確認して、商品選びで迷ってないか見てみることにしました。

案の定、マウスの動きが行ったり来たりしているのが手にとるようにわかり、「迷子になってるな」「何を選んでいいか迷っているな」と仮説が、確信に変わりました。

結果を元に、TOPページのデザインの修正、バナーの位置の修正などを今後検討していく流れになります。

理想な行動フローを元に、次に見てほしいページをどの場所に設置したら来てくれるのか。

または、どのような切り口なら興味を示してくれるのか。
を考え変更します。

そして、1週間、2週間経ったタイミングで
また、計測をしてみる。

この繰り返しで、理想の行動フローに近づけていくことが大切です。

今回は僕が管理しているサイトの問題点の話になってしまいましたが、「ナビゲーションサマリー」または「入り口からの遷移」を活用してTOPページから次はどんなページを見ているのか?

その他にも気になる対象ページがあれば、次はどのページを見ているのかを
調べてみてください。

そして、理想とかけ離れた行動をしていれば、サイトの修正をした方が良いと思います。

それでは。
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