イギリスでワーホリをしていた頃。
憧れだったAesopで働いていたことがあります。
(と言っても、香りが大好きで、お店の前を通るたびに「いい匂いだなぁ」と思っていたくらいの、エセファンでした😂)
日本にいた頃の私からしたら、好きなブランドで、英語を使って接客をする。
そんな毎日は夢みたいな環境でした。
でも、契約はクリスマス限定のホリデースタッフ。
「契約を更新してもらえなかったらどうしよう。」
その不安を抱えながら、毎日働いていました。
少し先に入社した台湾人の同僚は、
私より英語が上手で、仕事ぶりも評価されていて、
ホリデー後も契約を更新してもらえることが決まっていました。
一方の私は、
「もっと英語が話せたら。」
「もっと接客が上手だったら。」
そんなふうに、自分に足りないものばかり探していました。
でも今振り返ると、本当に不安だったのは契約のことではありませんでした。
契約が更新されたとして、その先どうしたいのか。
・イギリスに残りたいのか。
・Aesopで働き続けたいのか。
・それとも、別の仕事に挑戦したいのか。
その答えを、一番わかっていなかったのは私自身でした。
だから、ずっと憧れていた環境にいるのに、
心から安心することも、「幸せだ」と感じ切ることもできなかったんです。
あの頃の私は、
「英語力があれば安心できる。」
「契約が更新されたら安心できる。」
「イギリスに残れたら安心できる。」
そう信じていました。
でも本当に欲しかったのは、条件ではなく「安心感」でした。
そしてその安心感は、誰かに与えてもらうものでも、
理想の環境がつくってくれるものでもありませんでした。
自分が心から納得できる選択を、自分で選び続けられる。
そんな自分への信頼があるからこそ、生まれるものだったんだと思います。
だから最近は、何かを決めるときほど、条件を一度横に置いて、
自分に問いかけるようにしています。
「私は本当はどうしたい?」
この問いに正解はありません。
でも、自分の本音を置き去りにしたまま選んだ答えより、自分で納得して選んだ答えの方が、ずっと安心して前に進める気がしています。