「参考にしたいサイトを教えてください、って言われたんですけど……正直、パッと思いつかなくて」
LP制作の相談を受けていると、こういう声をよく聞きます。「こんな感じにしたい」という気持ちはあるのに、それをそのまま形にした見本サイトが手元にない。
決して珍しいことではなくて、むしろ初めて依頼する方のほとんどが通る場面だと思います。
でも実は、参考サイトが一つもなくても、イメージはちゃんと伝わります。今回は「言葉だけで希望を伝えるコツ」を3つ、お話ししてみます。
1. 好きな「言葉」を3つ挙げてみる
参考サイトが思いつかないときは、まず「どんな雰囲気が好きか」を形容詞で挙げてみるのがおすすめです。
たとえば「やさしい」「あたたかい」「ナチュラル」でもいいですし、「きちんとした」「信頼感のある」「落ち着いた」でもいい。
3つくらい言葉が並ぶと、それだけで方向性がぐっと絞れます。「かわいい」と「上品」では作るものが変わりますし、「元気」と「穏やか」でも色使いが変わってきます。
完璧に言い表そうとしなくて大丈夫です。近い言葉をいくつか挙げてもらえれば、作り手のほうでそれを具体的な色やレイアウトに翻訳していけます。
2.「こうはしたくない」を伝えるのも立派なヒント
好きな方向を言葉にするのが難しいときは、逆に「これは避けたい」を伝えるのも、とても有効です。
「あまり子どもっぽくはしたくない」「派手すぎるのは苦手」「かっちりしすぎると自分らしくない」——こういう「避けたい方向」は、好きなものより言葉にしやすいことが多いんです。
そして作り手にとっては、これも同じくらい大事な手がかりになります。行き先が分からなくても、「そっちには行かない」が決まるだけで、進む道はかなり絞れます。
好きなものが浮かばなくて焦ってしまう方こそ、「苦手なもの」から話してもらえると、そこから逆算して方向を見つけていけます。
3. 思いつかないときは、作り手に選択肢を出してもらう
それでも「言葉にするのも難しい」というときは、遠慮なく作り手に「いくつか案を見せてほしい」とお願いしてしまうのがいちばんの近道です。
以前、参考になるものが何も思い浮かばないというお客様と進めたことがありました。そのときは、雰囲気の違う3つの方向性(たとえば、くすみのある淡い色/落ち着いたグレージュ/明るいアイボリー系)を先にお見せして、「この中でいちばん近いものはどれですか?」と選んでいただきました。
すると、ゼロから言葉をひねり出す必要がなくなって、「これが近いです」と迷いなく決まったんです。
「AとCの中間くらい」といった答えでもまったく問題ありません。それならその中間を一つ作ってお見せすればいいだけなので、むしろ方向性がはっきりします。
ゼロから言葉で説明するより、見て選ぶほうがずっとラクだし、ズレも起きにくいんですよね。
まとめ
参考サイトが思いつかなくても、イメージを伝える方法はいくつもあります。好きな言葉を3つ挙げる、避けたい方向を伝える、そして難しければ作り手に選択肢を出してもらう。どれか一つでも手元にあれば、方向性は十分に定まっていきます。
「うまく言葉にできないんですが……」という前置きは、まったく気にしなくて大丈夫です。むしろその状態から一緒に固めていくのが、作り手の仕事だと思っています。
LP制作のご相談も承っています。よろしければお気軽にどうぞ。