「LP制作をお願いしようと思ったら、『修正は2回まで』と書いてあって……もし2回で足りなかったら、どうなるんだろうと少し不安で」
LP制作を初めて依頼する方から、こういう声をいただくことがあります。修正に回数の目安があると聞くと、「気に入らなくても直してもらえないのかな」と身構えてしまいますよね。
今回は、この「修正回数」をめぐるモヤモヤを、発注する側が安心できるように解きほぐしてみます。結論から言うと、回数の目安は発注者を縛るためのものではなく、むしろお互いが気持ちよく進めるための仕組みです。
1. なぜ修正に回数の目安があるのか
まず、多くの制作者が修正回数の目安を設けているのには理由があります。
もし「気が済むまで何度でも」という約束にすると、どこまでやっても終わりが見えなくなり、結果として制作者側は最初からその分の手間を見込んで価格を高めに設定せざるをえません。
回数の目安があることで、価格を無理のない範囲に抑えられて、発注する側にとってもかえって頼みやすくなる、という面があります。
つまり回数の目安は「これ以上は直さない」という壁ではなく、「この範囲で気持ちよく仕上げましょう」という、お互いのための線引きなんです。良心的な制作者ほど、明らかなミスや認識のズレによる修正まで回数に数える、といった杓子定規なことはしないと思います。
2.「修正」と「作り直し」は別もの
修正回数をめぐるすれ違いの正体は、多くの場合「修正」という言葉の受け取り方の違いにあります。
たとえば「色を少し濃くする」「文言を一部直す」といった調整は、一般的な意味での修正です。一方で、「やっぱり全体の方向性をがらっと変えたい」というのは、修正というより作り直しに近くなります。同じ「直してほしい」でも、前者と後者では作業の量がまったく違います。
ここの認識が最初にすり合っていないと、「まだ1回目の修正のはずなのに」「いや、これは作り直しでは」というすれ違いが起きてしまう。だからこそ、依頼する前に「どこまでが修正の範囲か」を確認しておくと安心です。この認識さえ合っていれば、回数で揉めることはほとんどなくなります。
3. 回数を上手に使うコツ
最後に、限られた回数を気持ちよく使い切るためのちょっとしたコツをお伝えします。
ひとつは、気になった点をその都度バラバラに伝えるのではなく、ある程度まとめて一度に伝えること。「ここと、ここと、ここ」とまとめて共有すると、1回の修正で複数の点が反映され、回数を無駄にせずに済みます。
もうひとつは、優先順位をつけること。「これは絶対に直したい」「これは余裕があれば」と伝えておくと、限られた回数の中でも、大事なところから確実に反映してもらえます。
そして何より、「うまく言葉にできないんですが……」という状態でも遠慮なく相談することです。前回お話ししたように、漠然とした違和感も、選択肢に翻訳しながら一緒に固めていけます。
修正は、発注者と制作者が対立するものではなく、一緒に仕上げていく共同作業だと考えていただけたらと思います。
まとめ
修正回数の目安は、発注者を縛る制限ではなく、お互いが気持ちよく仕上げるための仕組みです。
「修正」と「作り直し」の線引きを最初にすり合わせておくこと、そして気になる点はまとめて優先順位をつけて伝えること。
この2つを意識するだけで、修正をめぐるすれ違いはぐっと減ります。
LP制作のご相談も承っています。よろしければお気軽にどうぞ。