「できあがったデザインを見せてもらったけど、なんかイメージと違うんですよね…」
LP制作の相談を受けていると、こういう声をぽつりと聞くことがあります。決して出来が悪いわけじゃない。でも「なんか違う」というモヤモヤだけが残ってしまう。
これ、実はLP制作でいちばん起きやすく、いちばん防ぎやすいすれ違いだったりします。今回は「なぜ起きるのか」と「どう防げるのか」を、ちゃんとお伝えしてみようと思います。
なぜ「イメージと違う」は起きるのか
理由はシンプルで、「イメージ」は言葉にしづらいからです。
「シンプルで温かい感じ」と言っても、人によって思い浮かべる色も余白も全然違います。発注する側も「うまく言葉にできない」と感じていることが多く、そこに無理に言葉を当てはめようとすると、かえってズレが大きくなることもあります。
つまり「イメージと違う」は、説明不足というより「言葉だけでイメージを伝えるのが、そもそも難しい」ことが原因なんですよね。
後悔しないための3つの進め方
デザインを完成させる前に、方向性だけ先に見せてもらう
いきなり完成形を見せられて「違う」と言うのは、発注する側にとってもかなり気まずいものです。だからこそ、色味やレイアウトの雰囲気だけを先に確認できる段階を挟むのが効果的です。
「完成してから直す」のではなく「方向性の時点ですり合わせる」ことで、手戻りそのものが減ります。
「違う」が出たら、具体的な選択肢に翻訳する
「イメージと違う」という言葉だけでは、実はどう直せばいいのか誰にも分かりません。以前、お客様から「なんかイメージと違って…」というお声をいただいたことがありました。
そのとき有効だったのは、「①色を淡くする ②角を丸くする ③余白を広くする ④文字をやわらかくする」というように、選べる形に翻訳してお見せすることでした。漠然とした違和感を、選択肢にすると驚くほどスムーズに着地します。
参考にしたい雰囲気を、具体例で見せてもらう
言葉で説明するのが難しいときは、「こんな感じの雰囲気が好き」というSNSアカウントやサイトを一つ教えてもらうだけで、一気に方向性が定まることがあります。
逆に、参考が思いつかない場合は、こちらから複数パターンを提示して選んでもらう方法も有効です。実際、参考になるものが何も思いつかないというお客様に対して、雰囲気の違う3パターンを見せて選んでいただいたところ、迷いなく一発で方向性が決まったこともありました。
「言葉にできない」を、無理に言葉にしてもらうのではなく、見て選んでもらう形に変えるのがポイントです。
まとめ
「イメージと違う」は、誰のせいでもなく起きやすいすれ違いです。大切なのは、完成してから直すのではなく、完成する前に方向性をすり合わせる仕組みがあるかどうか。そこさえ整っていれば、もし最初のイメージとズレても、ちゃんと軌道修正しながら進められます。
これからLP制作を依頼しようと考えている方は、「制作中、イメージのすり合わせはどう進めますか?」と一言聞いてみるのもおすすめです。
LP制作のご相談も承っています。よろしければお気軽にどうぞ。