親と終活の話、どう切り出せばいい?言い出せずに悩んでいる方へ
「親も高齢になってきたし、そろそろ終活の話をした方がいいのかな…」
そう思いながらも、なかなか切り出せずにいる方は多いのではないでしょうか。
相続や介護、お金のことなど気になることはあるものの、「縁起でもないと思われそう」「まだ元気なのに失礼かもしれない」と感じてしまいますよね。
今回は、親と終活の話がしづらい理由と、自然に会話を始めるコツについてお伝えします。
親を思うからこそ話しづらい
結論から言うと、親と終活の話ができていないのは決して珍しいことではありません。
実際に「安心葬儀」が行った調査では、
* 親と終活について話したことがない人:6割超
* 話していない理由の1位:「切り出しにくい・話しにくい」
* 相続について不安がある人:6割超
という結果が出ています。
つまり、多くの方が将来に不安を感じながらも、親とは話せていないという状況なのです。
例えば、
* 「まだ元気なのに、こんな話をするのは失礼かもしれない」
* 「財産の話をすると、お金目当てだと思われそう」
* 「親が嫌な気持ちになるかもしれない」
* 「兄弟姉妹がいるのに、自分から聞いていいのだろうか」
そんな思いから、つい後回しにしてしまう方は少なくありません。
一方で親も、
* 「子どもに心配をかけたくない」
* 「まだ終活なんて早いと思っている」
* 「自分の老後のことを考えたくない」
という気持ちを持っていることがあります。
つまり、親子関係が悪いから話せないのではなく、お互いを思いやっているからこそ話しづらい場合が多いのです。
そのままにしておくと、あなたが困ることになります
終活の話を避け続けていると、いざという時に困るのは親ではなく、あなたです。
例えば親が突然入院した時、
「どこの銀行を使っているのか分からない」
「加入している保険が分からない」
「大事な書類がどこにあるのか分からない」
という状況になることがあります。
病院への対応や手続きで慌ただしい中、必要な情報を探し回ることになれば、大きな負担になります。
また、親の体調や認知機能に変化があった後では、「聞きたいことがあるのに聞けない」という状況も起こり得ます。
本来なら数分で確認できたことに何日もかかったり、家族の間で認識が食い違ったりすることもあります。
終活の話は、亡くなった後のためだけのものではありません。
もしもの時に家族が困らないための準備であり、残される家族への思いやりでもあるのです。
「終活しよう」ではなく「教えてほしい」がコツ
では、どのように切り出せばよいのでしょうか。
おすすめなのは、「終活について話そう」と構えるのではなく、「教えてほしい」という形で話すことです。
例えば、
「もし入院したら、私が知っておいた方がいいことってある?」
「保険や通帳のことって、何かあった時に分かるようになってる?」
「テレビで終活の特集を見たんだけど、お父さんたちは考えたことある?」
このような聞き方であれば、親も身構えにくくなります。
また、一度にすべてを確認しようとしないことも大切です。
まずは一つ話せただけでも十分な前進です。
今日からできる小さな一歩
次に親と会った時や電話をした時に、
「何かあった時に、私が知っておいた方がいいことってある?」
と聞いてみてください。
終活の話をすることが目的ではありません。
親の考えや希望を少しずつ知ることが目的です。
その小さな会話の積み重ねが、将来の安心につながります。
まとめ
親との終活の話は、多くの方が「話しづらい」と感じています。
実際に、相続への不安を抱えながらも、親と終活について話せていない人は6割を超えています。
だからこそ、「話せていないのは自分だけではない」と知ることが大切です。
終活は特別な話ではなく、家族が困らないための情報共有でもあります。
そして、その情報を知らないまま将来を迎えると、困ることになるのは残された家族です。
まずは日常会話の延長で、「もしもの時のために教えてほしい」という一言から始めてみてはいかがでしょうか。
何から始めればよいかわからない場合は、一度状況を整理してみることがおすすめです。
私はFP2級保有・金融機関勤務経験を活かし、終活や相続準備に関する確認ポイントを整理する『終活チェック診断』サービスを提供しています。
ご興味がありましたらお気軽にご相談ください。