「エンディングノートって、本当に必要なのかな?」
そう思っている方は少なくありません。
特に40代〜60代の方の中には、高齢の親を持ちながら、自分自身の将来についても少しずつ考え始めている方が多いのではないでしょうか。
しかし、終活と聞くと「まだ早い」「何を書けばいいかわからない」と感じてしまいますよね。
エンディングノートは家族を助けるための準備
結論からお伝えすると、エンディングノートは作っておくことをおすすめします。
なぜなら、あなたが将来困らないためです。
エンディングノートは、自分のためというよりも、残された家族のための情報整理ツールです。
親が元気なうちは必要性を感じにくいかもしれません。しかし、いざという時に情報がまとまっているかどうかで、その後の負担は大きく変わります。
そのまま放置すると、あなたが困るかもしれません
例えば、ある日突然親が入院したとします。
その時、あなたはこんなことで困るかもしれません。
「どこの銀行に口座があるんだろう?」
「生命保険には入っているのかな?」
「年金関係の書類はどこにあるんだろう?」
「実家以外に不動産は持っていないよね?」
親に確認したくても、体調によっては聞けない場合もあります。
また、親が亡くなった後であれば、手続きを進めながら家中の書類を探し回ることになるかもしれません。
さらに最近はネット銀行やネット証券を利用している方も増えています。
もし親が利用していても、その存在を知らなければ気付くことすらできません。
介護や医療の場面でも同じです。
「どんな介護を希望していたの?」
「延命治療について考えていたことはある?」
「お葬式はどうしてほしかった?」
こうしたことがわからず、家族が悩みながら決断しなければならないケースもあります。
本来なら親のことを想って判断したい場面で、「もっと早く聞いておけばよかった」と後悔する方も少なくありません。
さらにFPの立場から言うと、相続においてあなた自身がトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
エンディングノートは、そうした困りごとを減らすための準備なのです。
今から確認しておきたいポイント
もし親がエンディングノートを作るなら、次のような内容が書かれていると家族はとても助かります。
・銀行口座の情報
・生命保険や医療保険の加入状況
・年金関係の書類の保管場所
・不動産の有無
・借入れやローンの状況
・家族や親族の連絡先
・スマートフォンやパソコンの利用状況、IDやパスワード
・介護やお葬式についての希望
すべてを完璧に書く必要はありません。
まずは家族が探しやすくなる情報を残しておくだけでも十分です。
すぐにできる行動
まずは親と雑談の中で聞いてみることから始めてみましょう。
「もしもの時のために、銀行や保険だけでも整理しておかない?」
そんな軽い話題で十分です。
また、ご自身についても同じです。
自分の口座や保険を一覧にしてみると、「意外と整理できていなかったな」と気付くことがあります。
終活は特別なことではありません。
家族が困らないように情報を整理することから始まります。
まとめ
エンディングノートは、亡くなった後のためだけに作るものではありません。
むしろ、残された家族が困らないための思いやりのノートです。
親の情報が整理されていれば、あなたの負担は大きく減ります。
そして、自分自身が将来家族に迷惑をかけないための準備にもなります。
完璧を目指さなくて大丈夫です。
まずは「家族が困りそうなことは何だろう?」という視点で、一度整理を始めてみてはいかがでしょうか。
何から始めればよいかわからない場合は、一度状況を整理してみることがおすすめです。
私はFP2級保有・金融機関勤務経験を活かし、終活や相続準備に関する確認ポイントを整理する『終活チェック診断』サービスを提供しています。
ご興味がありましたらお気軽にご相談ください。