道を歩いているとき、ふと「なぜ人は他者と自分を比べるのだろう」と考えました。
おそらくそれは、自分という存在がどのあたりに所属しているのかを確かめるためなのだと思います。
周囲と比べることで、「自分は普通なのだろうか」「大きく外れてはいないだろうか」と確認しているのかもしれません。
人と比べること自体は、決して悪いことではないと思います。
ですが、その比較が過剰になると苦しくなってしまうことがあります。
「あの人はあんないい車に乗っている」
「あの人は旅行ばかり行っている」
「あの人は仕事が順調そうだ」
そんなふうに他人の持っているものばかりが目に入り、羨ましい気持ちが大きくなってしまうこともあるでしょう。
自分を成長させるために人と比べることは意味があると思います。
「あの人みたいになりたい」
「自分も頑張ってみよう」
そんな比較は前向きな力になることがあります。
一方で、自分を傷つけるために人と比べることにはあまり意味がないように感じます。
人はどうしても隣の芝生は青く見えるものです。
ですが、私たちが見ているのは、その人の人生のほんの一部分だけです。
羨ましいと思う相手も、見えないところで悩みを抱えているかもしれません。
努力を積み重ねているかもしれません。
人知れず苦労していることもあるでしょう。
私たちは結果を見ることはできても、その過程まですべて知ることはできません。
だからこそ、見えている部分だけで自分と比べて落ち込む必要はないのだと思います。
比べることそのものではなく、比べたあとに自分をどう扱うかが大切なのかもしれません。
もし誰かと比べて苦しくなったときは、「自分は自分」と少しだけ視点を戻してみてください。
昨日の自分より少しでも前に進めていたなら、それも十分価値のあることなのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。