アメリカ、Tシャツから始まる一体感

アメリカ、Tシャツから始まる一体感

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アメリカに住み始めて気付いたことがあります。
アメリカに住む人、お揃いグッズが本当に好きです。
子どもの学校でも、高校のクラブ活動でも、会社でも。
とにかく何かあればとりあえずTシャツを作ります。

最初にそれを感じたのは小学校でした。
遠足の日になると、お揃いのTシャツが配られます。
先生も子どももみんな同じTシャツ。
遠くからでも「あ、この学校のグループだな」とすぐ分かります。
フィールドデー(日本でいう運動会のようなイベント)の時はさらに派手です。
赤チーム、青チーム、黄色チーム、緑チーム、紫チーム。
校庭中がカラフルになります。
日本の運動会の赤白帽子もチーム分けですが、こちらは全身で主張してきます。

そして学校はTシャツだけでは終わりません。
学校名入りのグッズ販売もあります。
ステッカー。帽子。パーカー。
ヤードサイン。
ヤードサインというのは、家の前の芝生に立てる小さな看板です。

最初は「どんだけ主張するのー(汗)」と思っていたのですが、
気付いたらうちも買っていました(笑)。
車には学校のステッカー。
家の前には学校のサイン。
日本にいた頃の私ならやらなかったかもしれません。
でも周りもみんなやっているので、何だか嬉しくなってやってしまうのです。

さらにすごいのが高校生のクラブ活動。
うちの子のクラブでは、お揃いグッズが次々と増えていきます。
Tシャツ。トートバッグ。スポーツバッグ。水筒。タオル。
気付いたら学校名やチーム名の入った物が家の中にたくさんあります。
そして私が一番面白いと思ったのはここから。
お揃いなのは子どもだけじゃないんです。
親もです。
大会や試合の応援へ行く時、保護者用のTシャツが配られます。
試合会場へ行くと、選手たちはお揃い。親たちもお揃い。兄弟までお揃い。
どこまでお揃いなんだろうと思うくらいです。

最初は少し不思議でした。
でも実際に会場へ行くと分かります。
ものすごく応援しやすいんです。
会場の向こう側に同じ色のTシャツ集団が見えるだけで、
「あ、うちのチームだ」と分かる。
そして自然と一体感が生まれます。

アメリカは個人主義の国というイメージがありました。
でも学校やスポーツの世界を見ると、むしろ「仲間であること」を楽しんでいるように見えます。
同じTシャツを着て、同じ色を応援して、同じグッズを持つ。
大人も子どもも結構本気です。
気付いたら私のクローゼットにも学校やクラブのTシャツが何枚も増えていました。
たぶんこれからも増えます。
そしてたぶん、そのたびに着ると思います(笑)。
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