日本で育った私にとって、誕生日はお祝いしてもらう日です。
ケーキを食べたり、プレゼントをもらったり。
子どもの頃からずっとその感覚だったので、アメリカの学校の誕生日文化はなかなか新鮮でした。
アメリカの学校では、誕生日の子がドーナツやカップケーキを学校へ持って行くことがあります。
家族で食べるためではありません。
クラスメイトと一緒に食べるためです。
昼休みやおやつの時間にみんなで食べて、ハッピーバースデーの歌を歌ったりするのです。
誕生日の主役がみんなに配る。
日本とは少し違う感覚ですよね。
今は高校生のうちの子が前に通っていた小学校にも、この文化がありました。
誕生日が近づくと、保護者がドーナツやカップケーキを用意して学校へ持って行きます。
子どもたちにとっては、お友達のお誕生日がちょっとしたイベントになっていました。
ただ、学校によってルールは違います。
今、末っ子が通っている小学校は食べ物の持ち込みが禁止です。
アレルギーへの配慮などもあるのだと思います。
その代わり、誕生日の子が鉛筆や消しゴム、シール、小さなおもちゃなどを持ってきて配ることがあります。
いわゆるグッディバッグのようなものです。
なので時々、「今日これもらったよ」と学校から帰ってきます。
鉛筆だったり、シールだったり、本当にちょっとしたもの。
「誰かの誕生日だった?」と聞くと「うん、●●が誕生日だった」と。
日本だったら、誕生日の子がプレゼントをもらうのが普通。
でもこちらでは、誕生日の子がクラスのみんなと楽しみをシェアするような雰囲気があります。
誰かの誕生日だからみんなでちょっと楽しい気分になる。
そんな感じです。
そして、この「みんなで祝う」文化は学校の中だけではありません。
近所を車で走っていると、誕生日の飾り付けをしている家を見かけることがあります。
家のポーチに巨大な数字のバルーンが飾られていたり、
庭には大きなヤードサインが立てられていたり。
そこには堂々と、「Happy Birthday ○○!」と書かれています。
しかも数字のバルーンがあるので、
「あ、今日は○○の誕生日なんだな」とか、
「5歳になったんだな」ということまで分かります。
来たすぐの時は「すご~外に向かってアピールするんだ~」
と思いましたが、今では見かけるとほっこりします。
きっとこの後パーティーをするんだろうな、と想像したり。
知らない子の誕生日なのに、そこを通りながら
「Happy Birthday!〇〇~!」と言い、車内からお祝いしています(笑)
アメリカでは誕生日が家族だけのイベントではなく、友達や近所の人も含めて楽しむイベントのように感じます。
学校でドーナツを配ったり、グッディバッグを持って行ったり、家の前に大きなバルーンを飾ったり。
誕生日を迎えた本人だけではなく、周りのみんなも一緒に楽しい気分になる。
そんなところがアメリカらしくて面白いなと思っています。