動物園じゃなくてもリスがいる日常

動物園じゃなくてもリスがいる日常

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アメリカで暮らし始めた頃、「日本と違うな」と思ったことのひとつが野生動物との距離です。
日本でももちろん野生動物はいます。
でも私がこれまで暮らしてきた場所では、日常生活の中で見かける動物といえばスズメやハトくらいでした。

ところが、こちらではリスが普通にいます。
公園だけではありません。
学校の敷地にもいるし、住宅街にもいるし。
どんぐりの木があるところなら、どこでも。

リスはテキサスだけではなく、アメリカのさまざまな地域で見られるそうです。
最初のうちは、「あ、リス!」とちょっとうれしくなりました。
でも毎日のように見かけるので、今ではすっかり日常の風景です。

ただ、かわいいからといって近づくわけにはいきません。
野生動物なので病気を持っていることもあるらしく、触ってはいけないと言われています。
見るだけです。
気を抜いて散歩していると目の前をシャッと横切っていくと、びっくりしてしまいます。

そして住宅街を運転していると、別の意味でハラハラすることがあります。
リスたちは車なんてお構いなし。
突然道路を渡ろうとするのです。
運転していると、「え、今!?」
と思うタイミングで飛び出してくることもあります。
無事に渡り切ってくれるとこちらまでホッとしますが、残念ながら間に合わないこともあります。

自然が身近にあるということは、そういう現実も含まれているのだなと思います。
そして、リス以上に印象に残っているのがアルマジロです。
夜だったのでよく見えなかったのですが、
「あれってもしかして...」と思ってよく見るとアルマジロでした。
日本で育った私にとっては、動物園や図鑑で見る動物。
それが普通にそこにいる。
これはさすがに感動しました。
「うわぁ~テキサス!」と実感した瞬間でもあります。

さらに一度だけ、道路の真ん中で大きくてきれいな鳥を見たことがあります。
遠目にはクジャクのようにも見えました。
私一人で車を運転していた時だったのですが、
「え、何あれ!?」と思わず声が出ました。
信号待ちだったか、車を止められるタイミングだったかで、慌てて写真を撮ったのを覚えています。
もちろん後続車に迷惑をかけない範囲で(笑)。

アメリカで生活していると、動物園へ行かなくても野生動物に出会う機会があります。
毎日ではないけれど、忘れた頃に現れる。
そんな距離感です。
リスはもう見慣れた存在になりましたが、アルマジロや思いがけない鳥に出会うと、今でも少し得した気分になります。
テキサスには人間だけでなく、たくさんの"住人"がいるようです。
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