「ホームページ、自分で作ろうかな」
── そう思って手をつけてみたら、思った以上に時間がかかる。
デザインや文章で迷い、写真がなくて止まる。
最終的に「やっぱり外注」となり、結局時間とお金を二重で使ってしまう。
そんな話をよく聞きます。
本記事では、HP を自作する前に押さえておきたい
7 つのチェックポイントを、制作者目線で共有します🌿
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はじめに ── 自作は「安い」とは限らない
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個人事業主の方からよくいただくご相談に
「とりあえず自分で作ってみたんですが、なかなか進まなくて…」
というものがあります。
STUDIO や ペライチ、WordPress を触り始めたものの、
気づけば週末を 5 回潰している。
それでも納得いく形にならず、結局プロに依頼することに。
HP の自作は、確かに金銭コストは抑えられます。
ただし、その代わりに
「時間」「判断疲れ」「中途半端な完成度」
を引き受けることになります。
📌 この記事の目的
自作を否定するわけでも、外注を強要するわけでもありません。
「自作するなら、これだけは先に考えておいた方がラク」
というポイントを、制作現場から共有します。
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① 「誰に、何を伝えるか」が決まっているか
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HP 制作で最も重要、そして最も飛ばされやすいのが
「ペルソナと価値提案」です。
「うちのサービスを必要としている人は、どんな人?」
「その人に、1 行で何を伝える?」
これが決まっていないと、トップページの 1 文目が書けません。
書けないまま「とりあえずテンプレ通りの文章」で埋めると、
誰の心にも刺さらない HP ができあがります。
▼ チェックリスト
・想定読者を 1 人、具体的に思い浮かべられるか(年齢・職業・悩み)
・その人に伝えたい価値を 1 行 で書けるか
・競合ではなく "あなた" を選んでもらう理由が言えるか
3 つ全部 "Yes" になってから、レイアウトの話に入っても遅くありません。
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② 競合の HP を 5 つ、徹底的に見たか
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同業の HP を 5 サイト、ブックマークしてじっくり見てください。
できれば「自分より上手な人」「同じくらいの規模感」
「少し変わった切り口」をミックスして 5 サイト。
▼ 見るべきポイント
・トップに何を最初に置いているか(コピー? 写真? 価格?)
・サービス紹介の見せ方(一覧? カテゴリ別? ストーリー仕立て?)
・料金の出し方(明朗会計? 要相談?)
・お問い合わせまでの動線(最短何クリック?)
これを 30 分でも見ておくと、自分の HP に
「ここはマネしたい」「ここは差別化したい」
という軸ができます。
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③ 必要なページは何ページか(最低 / 理想)
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ページ数が増えるほど、作る時間も維持の手間も増えます。
まずは 「最低何ページあれば事業として機能するか」
を決めましょう。
▼ 最小構成の目安
・1 ページ完結 LP ─ 単一サービス特化(例:オーダーメイド菓子の予約)
・3 ページ HP ─ トップ / サービス紹介 / お問い合わせ
・5-6 ページ HP ─ 上記+ About / Works / Blog
「あれもこれも入れたい」と全部詰め込む前に、
1 ページから始めて段階的に増やす 方が、
現実的で運用も続きます。
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④ ドメイン・サーバーの仕組みを理解しているか
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「ドメイン」と「サーバー」、それぞれ何のために必要か
説明できますか?
ここを曖昧なまま契約すると、毎年の更新で
「これ何の請求?」と困ることになります。
▼ 最低限知っておきたい
・ドメイン:年間 1,000〜5,000 円程度。.com や .jp を取得・更新
・サーバー:月 500 円〜数千円。HP のデータを置く場所
・SSL 証明書:HTTPS 化のため。最近は無料の Let's Encrypt が一般的
・Cloudflare Pages や Netlify:静的サイトなら無料で公開できる選択肢も
「サブドメインで無料公開する」「独自ドメインを取って本格運用」など、
ステップを分ける選択肢もあります。
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⑤ 写真と文章は、誰がいつ用意するか
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多くの方が見落とすのが、「コンテンツ準備の工数」 です。
レイアウトは数日で形になっても、
「お店の写真がない」「サービス紹介の文章が書けない」で
2 週間止まる ── これが本当によくあります。
▼ 事前に決めておきたい
・店舗写真:自分でスマホ撮影? プロに依頼? フリー素材?
・プロフィール写真:プロフ用 1 枚は最低あった方が信頼感が出る
・文章:自分で書く? 外注ライターに依頼? AI で下書き+自分で推敲?
・料金表:明朗に出す?「お問い合わせください」にする?
素材選びについては、別記事の
「Soraha が制作で使い分けている、7 つの写真素材サイト」
もぜひご覧ください🌿
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⑥ スマホ表示の確認方法を知っているか
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2026 年現在、HP のアクセスの 7〜8 割はスマートフォン から。
にも関わらず、「PC で作って満足、スマホで見たら崩れていた」
というケースが後を絶ちません。
▼ 確認すべきこと
・iPhone / Android の実機で表示確認(画面サイズが異なる)
・横スクロールが発生していないか
・ボタンが押しやすいサイズか(最低 44px 四方)
・文字が小さすぎないか(本文 16px 以上推奨)
制作ツール側の「スマホプレビュー」だけを信じず、
必ず実機で確認するクセをつけてください。
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⑦ 公開後のメンテナンスを誰がやるか
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HP は「作って終わり」ではなく、「公開してからが始まり」です。
▼ 公開後にやってくる作業
・営業時間の変更(年に数回)
・料金・メニューの改定
・新しいお知らせ・ブログ更新
・写真の差し替え(季節ごとなど)
・サーバー・ドメインの更新
・セキュリティ対策(CMS 利用時)
「自分で更新する自信はあるか」「外注なら都度いくらかかるのか」を、
公開前に 決めておくこと。
📌 3 年後の自分が、この HP をどう感じるか
作り終わった瞬間が完成度のピークになりがちです。
「3 年後も無理なく更新できるか」を、設計時から意識してください。
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おわりに ── 「自作するか、外注するか」の判断軸
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ここまで読んでくださってありがとうございます。
7 つを通して感じたかもしれませんが、
HP 制作で本当に大変なのは「コーディング」ではなく「準備と運用」
です。
▼ 自作が向いている人
・時間に余裕があり、学ぶことが好き
・シンプルな 1 ページから始めたい
・自分の表現を細かく追求したい
▼ 外注が向いている人
・本業に時間を集中したい
・デザイン・コーディングの判断疲れを避けたい
・第三者目線で整理してもらいたい
どちらが正しいということはありません。
ただ、迷っている時点で
「準備にもう少し時間が必要」というサインかもしれません。
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「7 つのチェックリスト、不安なところがある」
そんな方こそ歓迎です。準備段階の壁打ちだけでも OK です。