【賃貸退去の流れ#2】敷金は戻ってくる?退去立会いと原状回復費用の基本

【賃貸退去の流れ#2】敷金は戻ってくる?退去立会いと原状回復費用の基本

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退去手続きが終わったら、次に気になるのが敷金の返還です。
「思ったより戻ってこなかった」「後から追加請求された」など、
退去後のお金のトラブルは現場でも相談が多いテーマです。
元賃貸ショップ店長のいなもとが、退去立会いから敷金返還まで
現場目線で解説します。

【退去立会い】できれば契約者本人が立ち会ってください

引越し当日に立会いをするケースが多いのですが、
引越し先の荷物搬入と重なってしまい、
ご家族に代理をお願いするケースもよく見てきました。

可能であれば契約者本人が立ち会うことを強くおすすめします。
その場で「ここは自分の責任ですか?」と確認しながら進められるので、
後からのトラブルが格段に減ります。

立会いが難しい場合は、退去前に室内の写真を隅々まで撮影しておいて、
修繕内容の詳細と見積もりを書面で出してもらうようお願いしてください。

その場で費用の説明を受けても、納得いかなければ
「持ち帰って確認します」で問題ありません。
その場でサインを急かされても、焦る必要はないです。

【入居時の話になりますが、これが一番大事】

退去立会いで最大の武器になるのは、実は入居時のチェックシートと
写真です。

「このキズは入居前からありました」と主張するためには、
入居時の状態を記録として残しておくことが前提になります。

入居時には必ずチェックシートに記入して、室内の状態を
写真で記録しておいてください。
これがあるかないかで、退去時の交渉力がまったく変わります。

事前に国土交通省の原状回復ガイドラインを一度読んでおくと、
「経年劣化」と「自分の過失」の境界線が理解できて、
立会い時に冷静に対応できます。


【敷金返還】戻ってくるまでの流れ

敷金は通常、退去後1ヶ月程度で返還されます。
差し引かれる金額がある場合は、必ず内訳を確認してください。

契約書に「ハウスクリーニング代」「鍵交換代」を敷金から
差し引くと明記されている場合は、基本的に入居者負担になります。
契約前に確認すべき項目のひとつです。

もちろん入居者の故意・過失による損傷は入居者負担です。
ただし経年劣化や通常の使用による損耗は大家さん負担が原則です。

返金の際は振込手数料が差し引かれるケースが多いので、
明細をよく確認してください。



【納得いかない場合】こういう順番で動いてください

① まず電話・メールで問い合わせる
請求内容のどこが納得いかないかを具体的に伝えてください。

② 相場をネットで調べる
クリーニング代や修繕費が相場からかけ離れていないか確認できます。

③ 相談窓口を活用する
各都道府県の不動産相談窓口や国民生活センターに
自分のケースと相手側の言い分を両方伝えて相談できます。

④ 少額訴訟という選択肢もある
代理人を立てずに訴訟ができる制度です。
どうしても解決しない場合の最終手段として知っておいてください。



ただ一番大事なのは、トラブルになる前に防ぐことです

契約時の重要事項説明の段階で、入居者に不利な特約になっていないか
必ず確認してください。不明点はその場で質問して、
納得いかなければ契約しないという判断も大切です。

退去費用の請求に納得いかない、敷金がほとんど返ってこなかった
という方はお気軽にご相談ください。
現場で何百件も立会いをしてきた経験をもとに、
あなたの状況を一緒に整理します。
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