医療・介護ライディング実績③18年の看護師生活を振り返る―2年目で病院退職、施設看護師になった私―2

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コラム

病院を二年で辞め、施設看護師になった
―経験がなくても大丈夫?18年間を振り返る②―



病院を退職したあと、私は内科外来にいました。

辞める数ヶ月前から体調を崩し、
軽い胃潰瘍と診断されていたためです。

「少しゆっくりしよう」
そんなふうに考えていました。

そんなある日、外来で思いがけない再会がありました。


以前、私が担当していた患者さんです。
向こうから声をかけてくださいました。

話の流れで退職したことを伝えると、

「次の仕事は決まっているのか」

と聞かれました。

特に決めておらず、少し休むつもりだと答えたその時です。


「施設の看護師をしてみないか」

そう声をかけられました。

詳しく話を聞くと、
その方は施設の理事会の一員とのことでした。

私はもともと精神科看護に興味があり、
そちらへの転職を考えていると伝えました。


すると、知的障害や統合失調症、躁うつ病などを抱える方が通う
デイサービスでの看護師として来てほしい、という話でした。

社会復帰に向けた前段階としての支援。
精神科とも通じる部分があると感じ、
見学に行ってみることにしました。

「合わなければ断ればいい」

そのくらいの気持ちでした。

数日後、元患者さんと待ち合わせをして施設へ向かいました。
建物はとても綺麗で、重症心身障がい者の生活介護部門と、
精神疾患の方の就労支援部門が併設されていました。


看護師としては生活介護が中心ですが、
就労支援の方の体調管理やメンタル面のサポートにも
関わるとのことでした。

見学を終え、帰り際にその方から言われた一言が、
今でも強く印象に残っています。

「ぜひ来てほしい。私にしてくれたような、
           丁寧な関わりをみんなにもしてあげてほしい」


正直、病棟勤務時の私は

「丁寧な関わり」

を意識していたわけではありません。
むしろ毎日、仕事に追われていました。

ただ振り返ってみると、

「患者さんの話だけは、ちゃんと聞こう」

そう思って関わっていた気はします。


知識も技術もまだ足りない。
だからこそ、それだけは大事にしていたのかもしれません。

「丁寧な関わり」

それが、自分の強みなのかもしれない。
そう思えた瞬間でした。

帰りの車の中でいろいろ考えながら、でも気がつけば、
「ここで働いてみよう」と決めていました。

自分の特徴や強みは、
意外と自分では気づけないものです。

だからこそ、それを言葉にしてくれる他者の存在はとても大きい。

何気ない一言が、自分の進む方向を決めることもあるのだと、
この時初めて実感しました。

皆さんは、自分の強みや魅力を言葉にして伝えてくれる人に
出会ったことはありますか?

「単なるお世辞かもしれない」と

通りすぎてしまうことも多いと思います。
それをお世辞だと流してしまえば、何も気づかずに終わってしまう。

しかし、強み・長所として捉えれば、
それは本当に自分の武器になるものです。


今、本当にそう実感しています。
この出会いをきっかけに、私は施設看護師としての道を歩み始めます。


次回は、この
「重症心身障がい者のデイサービス施設」での実際の現場と、
そこでの学びについて振り返っていきます。
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