同じ営業資料を社長と担当者に見せてはいけない|役職別の見せ方を変える3つの軸

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ビジネス・マーケティング
「資料は一度作れば、誰にでも使える」
そう思っている方がいたら、それは商談を取りこぼしている原因かもしれません。

営業の現場では、同じサービスを売るために、相手の役職によって見せ方を変える必要があります。社長と担当者では、見たいものも、判断軸も、まったく違うからです。

今日は、役職別の見せ方を変える「3つの軸」をまとめておきます。

軸1. 「持ち時間」が違う

社長は、商談中も常に他の案件を抱えています。1ページに3つ以上の論点を詰め込むと、その時点で集中力が切れます。
一方、担当者は、社内で持ち帰った後に「上司に説明する材料」として資料を読み返します。だから、細かい情報を残しておく方がむしろ親切です。

つまり:
・社長向け:1ページ1メッセージ、最後の30秒で意思決定が完結する構成
・担当者向け:論点を網羅し、社内説明用の補助情報を厚めに

同じ資料でこの両方を満たすのは不可能です。社長向けの「サマリ版」と、担当者向けの「詳細版」を分けて作るのが正解です。

軸2. 「言葉の意味」が違う

「コスト削減」という言葉ひとつとっても、役職で受け取り方が違います。

・社長:「全社的に何%減るか」「いつから効くか」
・部長:「自部門の何が楽になるか」「KPIにどう響くか」
・担当者:「自分の手間が何時間減るか」「いまのやり方からどう変わるか」

同じ単語が、それぞれの頭の中で違う問いに翻訳されている。だから資料の中で「コスト削減」と書くだけでは、誰の心も動きません。「年間◯◯時間の手作業がゼロになります」と具体に落とした瞬間、担当者が動きます。「3ヶ月で◯◯%の利益率改善」と書くと、社長が動きます。

書き分ける労力を惜しまない。それが商談で勝つ資料の条件です。

軸3. 「不安の種類」が違う

意思決定者は皆、不安を抱えています。ただし、不安の種類が違います。

・社長:「投資判断を誤ったら株主・社内に説明できない」
・部長:「導入後にうちの部門が回らなくなったらどうする」
・担当者:「自分が新しいやり方を覚えられるか」「上司にうまく説明できるか」

不安の正体が違えば、安心材料も違います。
社長には「投資回収シミュレーション」「業界の先行事例」が刺さる。
部長には「導入時の運用設計」「サポート体制」が刺さる。
担当者には「使い方マニュアル」「移行スケジュール」が刺さる。

資料の中で「先回りして不安を消す」ページを、誰向けかを意識して設計する。これが3つ目の軸です。

おわりに

営業資料は「1枚作って終わり」ではありません。
相手の役職を想像し、持ち時間・言葉の意味・不安の種類を変えて見せ方を作り分ける。地味な作業ですが、ここをサボらない人だけが、商談の打率を上げ続けます。

私は現役の法人営業として、こうした「役職別に効く」営業資料の設計をココナラで承っています。
「決裁者には届くのに、現場が動かない」「担当者は乗り気だが上が止めている」とお感じの方は、ぜひプロフィールから出品ページをのぞいてみてください。

それでは、明日の商談も良い1本になりますように。

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