「占いなんて信じていないです。」
表向きはアンチを装いながら、気づけばまた占いを見てしまう。
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振り回されたくないと思っているのに、なぜ私たちは占いを求めてしまうのでしょうか。
多くの人は、「不安だから占いを見る」と考えます。
もちろん、それもあるでしょう。でも私は、少し違う見方をしています。
占いがやめられない理由の一つには、「希望を失いたくない」という気持ちがあると思っています。
たとえば、占いを見ている時、私たちは本当に未来を知りたいのでしょうか。もし未来の答えだけが欲しいなら、結果が分かった時点で満足するはずです。
それなのに、なぜ何度も占いを見てしまうのでしょうか。
もしかすると私たちは、未来を知りたいのではなく、未来を想像していたいのかもしれません。
恋愛なら、
「もしかしたら両想いかもしれない」
転職なら、
「新しい未来が待っているかもしれない」
そんな可能性を自由に思い描いている時間は、とても満たされた感覚を味わうことができます。
まだ失敗もしていなければ、まだ傷ついてもいません。
占いは、その無限の可能性をどこまでも膨らませてくれます。だから、変化のないその状況を、安心だと錯覚するのかもしれません。
実際、私自身は「希望→安心」という順番です。
希望が見えるから、安心できる。
希望がカタチになれば、安心できるのです。
未来への期待は、私たちに「大丈夫かもしれない」と思わせてくれます。でも、その一方で、膨らんだ希望が大きくなればなるほど、今度は現実を見るのが怖くなってしまう側面もあります。
なぜなら、現実には「叶わない可能性」も存在するから。
告白すれば振られるかもしれない。
転職してもうまくいかないかもしれない。
商品を出しても売れないかもしれない。
だから私たちは、ときどき行動する代わりに想像の世界へ戻ります。まるで、お気に入りのストーリーを何度も繰り返して見るように⋯。
占いは、可能性を延命する装置のように、失敗も絶望もない、ハッピーエンドな夢の世界に、私たちを留めてくれます。
もちろん、占いが悪いと言いたいわけではありません。
希望を持つことは大切です。
未来を思い描くことも素敵なことです。
ただ、もし占いがやめられないと感じているなら、一度こんな問いを自分に向けてみてください。
私は本当は何を求めているのだろう?
安心?
愛されること?
成功?
それとも、未来への希望?
占いが教えてくれるのは未来ではなく、あなた自身の「本当の願い」です。そしてその願いに気づくことから、自己理解が始まります。
もし占いがやめられないのなら、未来を追いかける前に、自分が今何を願っているのかを静かに見つめてみませんか?
その願いの中にこそ、占いよりも先に知るべき「あなたらしい未来へのヒント」が隠されているはずです。
Mio.m(ミオドットエム)