「何も悪いことは起きていないのに、不安です」というご相談

「何も悪いことは起きていないのに、不安です」というご相談

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コラム
「特に何かあったわけではないんです。」

「仕事も普通ですし、人間関係もそれほど悪くありません。」

「でも、なんとなく不安なんです。」

そんなご相談をいただくことがあります。

理由がはっきりしている不安なら、

「これが心配なんだ。」

と自分でも分かります。

けれど、

何も悪いことは起きていない。

困っていることも、それほどない。

それなのに、なぜか心が落ち着かない。

そんなときは、

「私、何を不安がっているんだろう。」

と、自分でも戸惑ってしまうことがあります。

そして、

「こんなに恵まれているのに、不安になるなんて。」

と、自分を責めてしまう方もいらっしゃいます。

でも、不安にはいつも、

分かりやすい理由があるとは限らないのかもしれません。

毎日の小さな緊張。

知らないうちに我慢していたこと。

先のことを考え続けている疲れ。

ずっと頑張ってきて、ようやく少し落ち着いたとき。

そうしたものが重なって、

心が「ちょっと疲れているよ」と教えてくれていることもあります。

また、不安を感じると、

「何か悪いことが起こるのでは。」

と考えてしまうこともあるかもしれません。

でも、

不安を感じていることと、悪いことが起こることは同じではありません

今、不安だからといって、

それが未来の出来事を知らせているとは限らないのです。

だから、

無理に理由を探さなくてもいいことがあります。

「どうして不安なの?」

と自分を問い詰めるより、

「今、私は少し不安なんだな。」

と、その気持ちをそのまま受け止めてみる。

それだけでも、心の緊張が少し緩むことがあります。

温かいものを飲んだり、

少し早く休んだり、

誰かと何でもない話をしたり。

いつもの生活の中に、

「安心できる時間」を少し増やしてみるのもいいかもしれません。

そして、話していくうちに、

「ああ、私、本当はこれが気になっていたんだ。」

と後から理由が見えてくることもあります。

理由が分からないからといって、

その不安が間違っているわけではありません。

心は、ときどき言葉になるより先に、

何かを感じていることがあります。

そんなときは、

急いで答えを見つけるより、

少しだけ自分の心のそばにいてあげる。

それくらいでいい日もあるのだと思います。


🌿ポイント

・不安には、いつも分かりやすい理由があるとは限りません。

・不安を感じることと、これから悪いことが起こることは別のものです。

・理由を探すより、
まず「今、不安なんだな」と気持ちを受け止めることも一つです。




「何が不安なのか、自分でもうまく説明できない。」

そんな状態からでも、お話しいただいて大丈夫です。

今の流れも一つの参考にしながら、何が心に引っかかっているのか、
一緒にゆっくり整理していけたらと思っています。
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