「距離を置いたら、嫌われそうで怖いです」というご相談

「距離を置いたら、嫌われそうで怖いです」というご相談

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コラム
「少し距離を置きたいんです。」

そうお話しされたあと、

「でも、そんなことをしたら嫌われそうで……。」

と続くことがあります。

友達。

職場の人。

家族。

そして、好きな人。

嫌いになったわけではない。

縁を切りたいわけでもない。

ただ、

今までと同じ距離で付き合い続けることに、

少し疲れてしまった。

そんなときがあります。

でも、

優しい人ほど、

「距離を置く」という言葉に、

大きな罪悪感を持つことがあります。

冷たいと思われるかもしれない。

相手を傷つけるかもしれない。

嫌われるかもしれない。

関係が終わってしまうかもしれない。

そう考えると、

自分が少し苦しくても、

今まで通りに接したほうがいいのかな、

と思ってしまうことがあります。

けれど、

人との距離は、

「近くにいる」か「縁を切る」かの二つだけではありません。

少し返信を遅くする。

毎回誘いに応じなくてもいい日を作る。

会う回数を少し減らす。

何でも話していたけれど、

話さないことを作ってみる。

一人で過ごす時間を増やしてみる。

そんな小さな距離の取り方もあります。

「距離を置く」というと、

相手から離れていくように感じるかもしれません。

でも、

場合によっては、

関係を壊さないために、少し余白を作る

ということもあるのだと思います。

ずっと近すぎることで、

相手の言葉一つ一つが気になってしまったり、

無理をして合わせることが増えたり、

小さな不満が積み重なったりすることもあります。

そんなとき、

少しだけ自分の時間へ戻ってみる。

すると、

「私は本当は何が嫌だったんだろう。」

「どのくらいの距離なら心地いいんだろう。」

と、自分の気持ちが見えてくることがあります。

もちろん、

距離を置けば、

相手がどう感じるかは分かりません。

寂しいと思う人もいるかもしれません。

「どうしたのかな」と思われることもあるでしょう。

だから、

「距離を置いても絶対に嫌われない」

とは言えません。

でも、

相手にどう思われるかを怖がるあまり、

自分が苦しい距離に居続けることだけが、

関係を大切にする方法でもないのだと思います。

ここで、

一つ考えてみてもいいのかもしれません。

「私は、この人とどんな距離なら無理なく付き合っていけるだろう?」

近すぎると疲れる。

離れすぎると寂しい。

その間には、

たくさんの距離があります。

そして、

人とのちょうどいい距離は、

いつも同じとは限りません。

今は少し離れたい。

また話したくなったら、

少し近づいてみる。

そんなふうに、

関係によって、

時期によって、

距離が変わることもあります。

距離を置くことは、必ずしも嫌いになることではありません。

相手を嫌いにならないために、

少し離れることだってある。

自分を嫌いにならないために、

少し休むことだってある。

誰かを大切にしたいと思ったとき、

その人との距離だけではなく、

その関係の中にいる自分が、

無理をしすぎていないか。

そこにも、

少し目を向けてあげてもいいのかもしれません。

🌿ポイント

・人との距離は、「近くにいる」か「縁を切る」かの二択ではありません。

・少し距離を取ることが、関係を壊さないための余白になることもあります。

・「嫌われない距離」ではなく、
「自分が無理なく付き合える距離」という見方もあります。

人間関係では、

「この人とは離れたほうがいいですか?」

「このまま付き合っていて大丈夫ですか?」

というご相談をいただくことがあります。

でも、関係はいつも、

続けるか終わらせるかだけで決めなくてもいいのだと思います。

鑑定でも、お相手との関係だけではなく、

「ご自身は、この関係の中で何を感じているのか」

という部分も大切にしながら、一緒に整理していきます。
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