何かがおかしい気がする。
でも、何が問題なのか分からない。
前に進めない。考えているのに整理できない。何から手を付けていいのか分からない。
そんな状態になることはないでしょうか。
この状態のとき、多くの人は「自分は行動力が足りないのではないか」と考えます。でも実際には違う場合があります。
それは、問題が解決できないのではなく、問題が見えていない状態というケースです。
問題が分からないと人は動けない
問題が見えていない状態では、何を変えるべきか分かりません。どこから手を付けるかも決まりません。
つまり、行動以前の段階で止まっています。
これは能力の問題ではなく、単に位置が分からない状態です。
理想を見ればいい、という考え方について
ここでよくある考え方があります。
「問題ではなく、なりたい状態に意識を向けるべき」というものです。
これは間違いではありません。ただし前提があります。それは、今どこにいるか分かっている場合です。
現在地が分かっていれば、目的地だけ見ても進めます。でも現在地が分からない状態で目的地だけ見ても、方向は決まりません。
多くの場合、必要な順番はこうです。
①今どんな状態か知る
②何が問題か見える
③方向が決まる
④動けるようになる
順番が逆になると、理想だけ見て動けなくなります。
問題を見ることはネガティブではない
問題を見るというとネガティブに感じる人もいます。でも実際には、問題を見ることは落ち込むことではありません。
むしろ見通しを作る行為です。
問題が見えると、何を考えなくていいかも分かります。余計な思考が減り、方向が生まれます。
問題が分かることはスタート地点
問題が分かることは失敗ではありません。むしろスタート地点です。
多くの場合、変化は答えから始まるのではなく、問題が見えることから始まります。
もし今、何が問題か分からないなら
もし今、何が問題なのか分からないなら、それは停滞ではなく、まだ整理されていない状態かもしれません。
多くの場合、必要なのは答えではなく、問題を見える状態にすることです。それだけで動き出す準備は整い始めます。