ソフトバンクが宣伝動画を10分で作成。AI動画は、ついに“実務導入フェーズ”に入った!

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ソフトバンクが宣伝動画を10分で作成。AI動画は、ついに“実務導入フェーズ”に入った!
最初にこのニュースを見たとき、正直「ついに来たな」と思いました。

ソフトバンクが、広告に使うショート動画を生成AIで作成する技術を開発した、というニュースです。報道によると、静止画と簡単な指示をもとに宣伝用のショート動画をAIが作成し、動画1本あたりの制作時間は約10分、費用は約1,000円程度。想定されている用途は、ネット通販の商品紹介や、デジタルサイネージに流す広告動画などです。

これだけ聞くと、「AIで動画が作れるようになったんだね」で終わってしまうかもしれません。

でも、今回のニュースで本当に大きいのはそこではないと思っています。

大事なのは、AI動画が「おもしろい技術」から「実際の広告制作で使う技術」に変わり始めていることです。つまり、遊びや実験の段階を抜けて、いよいよ実務の中に入ってきた。ここに、時代の変化をグッと感じます。

これまで動画広告を作るには、それなりの時間とお金が必要でした。企画を考え、撮影をして、素材を集め、編集をして、テロップやナレーションを入れ、何度も修正する。もちろん、しっかり作り込む動画では今でもこの工程は必要ですし、人の判断や表現力が大切な場面はたくさんあります。

ただ、すべての動画にそこまでの制作体制が必要かというと、そうではありません。

たとえば、ECサイトの商品紹介動画。お店のおすすめメニューを紹介する短い動画。キャンペーン告知の15秒動画。店頭のデジタルサイネージに流すPR動画。

こういった動画は、これからAIによって一気に作りやすくなっていくはずです。

実際、ソフトバンクはすでに東急不動産と、渋谷エリアで生成AIを活用したPR動画の実証実験も行っています。飲食店や物販店の「渾身の一品」を紹介するPR動画を、写真と商品・メニューの特徴をもとにAIが生成し、日本語・英語・韓国語・中国語など複数言語に対応した約15秒のショート動画として展開しているとのことです。

ここで注目したいのは、ただAIが動画を作っている、という話ではありません。

ソフトバンクの説明では、複数のAIエージェントが、シナリオ設計、映像演出、編集などの工程を分担し、さらにディレクター役のAIが全体を統括する仕組みになっているそうです。

これ、かなり大きな変化です。

AIが単発で動画をポンと出すだけではなく、動画制作の工程そのものを分解し、それぞれの役割をAIが担う方向に進んでいる。つまり、今まで人がチームで行っていた制作の一部が、AI同士の連携によって進むようになってきているわけです。

ここから、動画制作の考え方はかなり変わっていくと思います。

今までは、「動画を作れる人」が必要でした。

でもこれからは、「何を伝えるべきかを設計できる人」が必要になります。

なぜなら、動画を作る作業そのものは、どんどんAIが代行していくからです。もちろん、AIが作る動画がすべて完璧になるわけではありません。ブランドの世界観を深く表現する動画、感情を動かすストーリー性のある映像、演出にこだわったCM、人物の細かな表情や演技が重要な動画には、まだまだ人間の判断やクリエイティブの力が必要です。

とはいえ、低価格でたくさん作る必要がある広告動画、SNS向けの短尺動画、商品紹介動画、店舗PR動画などは、AI化がかなり進むはずです。

そして、この流れで特にチャンスがあるのは、中小企業、店舗、個人事業主だと思っています。

これまで動画広告は、どちらかといえば体力のある企業が使うものでした。広告代理店に依頼するにも費用がかかる。撮影するにも時間がかかる。編集できる人材も必要になる。

その結果、「動画を出した方がいいのはわかっているけど、そこまで手が回らない」という会社やお店がたくさんありました。

でも、静止画と簡単な指示だけで、短時間・低コストで動画を作れるようになると、この状況は変わります。

商品画像が1枚ある。
メニュー写真が数枚ある。
サービスの特徴を文章で説明できる。

それだけで、広告動画を作れる時代になっていくのです。

これは、動画制作の民主化とも言えるかもしれません。

ただし、ここで勘違いしてはいけないことがあります。

AI動画が普及すると、「誰でも動画を作れる」ようになります。でも、「誰でも売れる動画を作れる」わけではありません。

ここが大事です。かなり。

AIに動画を作らせること自体は、これからどんどん簡単になります。ツールも増えますし、テンプレートも増えます。おそらく数年後には、今よりもっと簡単に、スマホだけで広告動画を作れるようになっているはずです。

ただ、売れる動画には設計が必要です。

誰に届けるのか。
何を一番伝えるのか。
最初の3秒でどう惹きつけるのか。
商品の魅力をどの順番で見せるのか。
見た人にどんな行動をしてほしいのか。

問い合わせなのか、購入なのか、来店なのか、予約なのか。ここを考えられないままAIで動画を量産しても、ただの“それっぽい動画”で終わってしまいます。パッと見はきれい。でも、なぜか反応がない。そんな動画になってしまう可能性があるんです。

つまり、これから価値が上がるのは、動画編集スキルだけではありません。

AIにどう指示を出すか。
商品やサービスの魅力をどう言語化するか。
広告としてどう構成するか。
SNSや広告媒体に合わせて、どう見せ方を変えるか。
そして、動画を売上や集客につなげる導線をどう作るか。

このあたりを理解している人が、これからのAI動画時代には強くなっていくと思います。

今回のソフトバンクのニュースは、AI動画に関わる人にとってかなり重要なサインです。大企業がこの領域に本格的に入ってきたということは、AI動画が単なる流行ではなく、実際のビジネス現場で使われる技術になり始めているということだからです。

これまでAI動画というと、「すごい映像が作れる」「映画みたいな動画が作れる」「SNSで目立つ動画が作れる」といった文脈で語られることが多かったように感じます。

でも、これからは少し変わります。

AI動画は、広告、営業、採用、教育、観光、店舗集客、EC販売など、もっと実務的な領域に入っていきます。

たとえば飲食店なら、おすすめメニューを15秒動画にして、店頭サイネージやSNSに流す。美容室なら、施術メニューやビフォーアフターを短尺動画にする。整体院やジムなら、サービスの流れを動画で説明する。中古車販売店なら、車の特徴だけでなく、「この車に乗ったあとの生活」を動画で見せる。EC事業者なら、商品画像をもとに広告動画を複数パターン作り、反応の良いものを検証する。

こういう使い方が、これからどんどん現実的になっていきます。

だからこそ、AI動画を「クリエイターだけのもの」と考えない方がいいと思っています。

むしろ、これからAI動画を活用すべきなのは、自分の商品やサービスを持っている人です。店舗を運営している人。講座を販売している人。コンサルをしている人。地域ビジネスをしている人。個人で発信している人。

自分の商品やサービスの魅力を、静止画と文章だけで伝える時代から、短い動画で直感的に伝える時代へ移っていく。そして、その動画制作のハードルを下げてくれるのが生成AIです。

もちろん、今回のニュースを見て「AIに仕事を奪われる」と感じる人もいるかもしれません。

たしかに、単純な編集作業やテンプレート型の動画制作は、AIに置き換わっていく部分があると思います。ここはきれいごとではなく、実際にそうなっていくはずです。

でも一方で、別の見方もできます。

これまで動画制作に参加できなかった人が、動画を使ってビジネスを伸ばせる時代になる、ということです。

大切なのは、AIと競争することではありません。AIを使って、自分の仕事の価値を上げることです。

AIが動画を作れるようになるなら、人間は何をするのか。

それは、伝えるべき価値を見つけること。お客さんの悩みを理解すること。商品やサービスの魅力を整理すること。そして、AIに的確な指示を出して、成果につながる形に仕上げることです。

AI動画の時代に必要なのは、「動画を作る力」だけではありません。

「売れる見せ方を考える力」です。

今回のソフトバンクの宣伝動画生成AIのニュースは、その変化をかなりわかりやすく示していると思います。AI動画は、もう一部の人が試して楽しむ段階ではありません。広告制作の現場に入り、中小企業や店舗、個人事業主の販促活動にも関わってくる段階に入っています。

だからこそ、今のうちにAI動画に触れておくことには意味があります。

完璧に使いこなす必要はありません。まずは、1枚の商品画像から動画を作ってみる。自分のサービス紹介を15秒動画にしてみる。SNS投稿用のショート動画を作ってみる。広告っぽい構成をAIと一緒に考えてみる。

それだけでも、これからの時代への見え方はかなり変わります。

AI動画は、動画制作のプロだけのものではなくなっていきます。

むしろ、これからは、商品を持つ人、サービスを持つ人、届けたい想いがある人こそ、AI動画を使う時代です。

動画広告のハードルが下がるということは、発信できる人が増えるということです。発信できる人が増えるということは、小さな会社や個人にもチャンスが広がるということです。

今回のニュースは、その始まりを示しているのかもしれません。

AI動画は、もう未来の話ではありません。すでに、広告制作の現場で動き始めています。

そして、だからこそ今のうちに触れておきたいんです。AI動画を。

もし「自分の商品画像から、どんな動画が作れるのか試してみたい」「AI動画を仕事に使う流れを知りたい」と感じた方は、まずは小さく試してみるのがおすすめです。商品紹介動画の制作や、AI動画の作り方を学ぶ講座も用意しているので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

大きな変化は、いつも最初は静かに始まります。今回のニュースも、そのひとつだと思います。

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