作りかけのアプリをやめた日。立ち止まれたのも、調べる力があったから

作りかけのアプリをやめた日。立ち止まれたのも、調べる力があったから

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前回の記事でミニゲームを10個作った話を書きました。あれから1週間、今度はゲーム以外のアプリに挑戦してみようと動き始めたのですが、途中で「これは作るべきではないかもしれない」と気づいて、プロトタイプの作成をやめる判断をしました。

今回は、その判断に至るまでの話と、そこから「基本に立ち返った」ことで少しずつ動き始めた近況をお伝えします。

 ケアマネ業務に役立つアプリを作ろうと思った

ミニゲームを作ったあと、「ゲームだけじゃなく、もっと実用的なアプリも作れるんじゃないか」と考え始めました。

自分の経歴から考えれば、ケアマネ業務に関係するものが一番リアルに設計できます。そこで目をつけたのが、介護の申請書類の作成支援ツールでした。

介護の世界では、事業所の申請手続きは少しずつオンライン化が進んでいます。でも、介護認定の申請やその他の書類はまだまだ紙が中心です。ケアマネのDX(デジタル化)として「ケアプラン連携システム(通称:ケアプー)」の導入が国主導で進んでいますが、現場での普及率はまだ低い状況です。

「紙の申請書は当分なくならない。だったら、その作成をサポートするアプリを作れないか」というのが最初のアイデアでした。

ある程度形になったとき、ふと我に返った

Claudeを使いながらプロトタイプを作り進めていくうちに、ふと気になることが頭をよぎりました。

「医療と介護の連携を進めるための情報基盤、確か国が進めていたはずだ」。

調べてみると、介護情報基盤という仕組みが整備されつつあることがわかりました。マイナポータルを通じて利用者自身が情報を確認できたり、事業所や医療機関が要介護認定情報をタイムリーに確認できるようになる仕組みで、令和8年(2026年)4月以降、準備が完了した自治体から順次運用が開始される予定とのことでした。

実際に都道府県・市町村ごとの導入予定時期が検索できるサイトで確認すると、多くの市町村で2027〜2028年の春頃に導入予定が組まれていました。

「これが進んだら、自分が作ろうとしているアプリは必要なくなる」。さらに、市町村ごとに書式が違う問題もあって、全市町村に対応しようとすると膨大な作業になることも見えてきました。

その時点でプロトタイプ作成は止めることにしました。

「時代に逆行していた」と気づけたこと自体が収穫だった

作りかけで止めた、という事実だけ見ると「無駄だったのかな」と思いそうですが、自分の中ではそう感じていませんでした。

AIを使って情報を集め、公的なサービスの導入状況を確認して、「今の自分がこれを作る意味があるかどうか」を判断できた。これはWebデザインの技術とは少し違う、でも確実に仕事に直結するスキルだと思っています。

作る前に調べる。流れを読んで判断する。こういう動きができたこと自体が、今週の一番の収穫だったかもしれません。

基本に立ち返ることにした

アプリ作成をいったん保留にして、原点に戻ることにしました。多くの案件に応募して仕事を取る、という基本の行動です。

まず取り組んだのは、クラウドソーシング各プラットフォームのプロフィール欄のブラッシュアップ。自分がこれまでやってきたことを改めて整理しました。

- ペルソナ(架空のクライアント)向けにWebサイトを5件制作
- ChatGPT・Gemini・Claudeを活用したコンテンツ制作
- Claudeでミニゲームを10個作成・公開
- ポートフォリオサイトの構築と公開
- PDF資料の制作・販売

こうして並べてみると、「自分、意外といろいろやってきたな」と気づきます。

ポートフォリオのURLを応募時に貼れるプラットフォームでは積極的に添付し、URLが貼れない場合も運営側には提示できるよう整理しました。「sonosann」でブラウザ検索すると検索結果の上の方に表示されることも確認でき、これは少し自信になりました。

claude skillで案件応募skillを作って一気に8件応募した、なんと翌日には2件から返信が届きました。

1件はWeb制作・バナー作成案件の1次試験への案内。もう1件はWebライター案件で、面談の日程調整の連絡でした。

動けば動いた分だけ、何かが返ってくる。これはポートフォリオのおかげです。アナリティスクの数字ををみて改めてそう感じた週でした。

生活の設計も、少し見直すことにした

退職手当が今月末で終わります。案件獲得の難しさを実感しながら、これからどう生活を組み立てるかを正直に考えました。

現実的な結論として出てきたのは、こういう形です。

 生活の基盤:看護師の夜勤バイト+年金の繰り上げ受給
 空いた時間:Webデザインの案件応募を続ける
 時期を見て:ケアマネのバイト、そして将来的には独立も視野に

看護師・ケアマネとしての経験と、WebデザインやAI活用のスキルを掛け合わせたハイブリッドな働き方を、8月から少しずつ形にしていこうと思っています。

何か一つに絞って勝負するより、自分が積み上げてきたものを全部使う方が、自分らしい戦い方だと感じています。

これから学ぶ方・学習中の方・フリーランスを目指す方へ

これからWeb制作を学ぶ方へ。「アプリを作れる」より「何を作るべきかを判断できる」ことの方が、実は価値があることを今週実感しました。技術と並行して、情報を集めて判断する習慣を早めに身につけると強いと思います。

今カリキュラムを進めている方へ。プロフィールを整えて案件に応募するのは、学習の終わりではなく途中からでもできます。動きながら学ぶことで、見えてくるものがたくさんあります。

フリーランスを目指す方へ。「案件を取るための基本」に立ち返ることは、後退ではありません。自分がやってきたことを棚卸しして、ちゃんと相手に伝わる形に整える作業は、地味だけど確実に結果につながると感じています。

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作りかけのアプリをやめた1週間でしたが、止まった分だけ「基本に戻る」という判断ができました。次の面談・1次試験の結果も、またここで報告します。

「sonossann」で検索して、ポートフォリオやミニゲームも見てみてください。
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