色と気持ちを意識する、生活する上で些細で大切な事

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こんばんは、心象画家の卯月螢です。
色彩心理とHSPの繊細な感覚を生かし、画家・色彩心理セラピストとして活動しています。

本日は朝から風と雨が凄かったですね。

台風というのは、私は天候の中でもとても苦手です。
激しい雨風が家を打つ音を聞いていると、責められているように感じていた「あの当時」の記憶が蘇り、胸が苦しくなってしまいます。

誰も私を責めてなどいないのに、なぜか肩身が狭い。
当時の私は、モノトーンでしか物事を判断できませんでした。

〈0か100か〉〈白か黒か〉

何か分かりやすい変化や成果が無いと、「自分は役に立たない人間なのだ」と、誰かと自分を比較しては、自分の悪い所ばかりを探していたのです。

そんな雨の日でも、少しドアを開ければ、銀杏の木の美しい緑が見えます。
画家として生きる今、見渡せば色とりどりの作品が目の前にあるのに、惹きつけられる色というのは、その時の心のあり方でガラリと変化してきます。

気分が重い日は、不思議と「雨の印象」を描いた作品にばかり目が留まります。
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その中で、特に目を引くのがやはり〈白〉と〈黒〉

色彩心理において、〈白〉は浄化・無・光・強調を表し、〈黒〉は幕・無・闇・統一を表します。

自分が嫌いだったあの頃の私は、自信が無かったので、自分の出来ないことばかりを意識して生きていました。そして、「そんなどうしようもない自分は隠れて生きていきたい」と、できるだけ目立たないように息を潜めて生活していたのです。

けれど、世の中に数え切れないほどの色があるように、人の生き方にも色々な価値観があるものです。

傷つくのが怖いから……と、私は色々なことから目を背けてきました。

自分の本当にやりたいこと。
自分が誰かに褒められたこと。
何が好きで、何が嫌いか。
これから、どうやって生きていきたいか。

それらを見ないように生きてきて、いつしか私の心は、完全に色あせてしまっていたように思います。

「生き方の選択肢は、もっと色々あっていいんだよ」と、当時の自分に教えてあげたいです。

気持ちは〈白〉か〈黒〉の二択ではなく、多様に、その時々でいろいろに移り変わるものだと知っていれば、もっと生きやすかったような気がします。

白でもなく、黒でもなく、その中間には優しい「灰色」があること。
そこに一滴の桃色を混ぜると、柔らかい雨上がりの夕日の色になることを……。

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私が「少しずつ自分に自信が持ててきた」と思えた時に、ようやく目に留まるようになったのは、情熱の赤ではなく、心優しい印象の〈桃色(ピンク)〉でした。
桃色は、心が満たされることを象徴する色です。
自分が周囲から受けていた愛情の意味を知り、愛されていたことを素直に意識できたとき、私はやっと、生きていることに自信を持つことができました。

激しい雨の音に打ちのめされそうな日は、激しい色彩ではなく、心をなだめてくれるような「中間色」を意識して見るようにしています。

何かモヤモヤしたときに、意識を変えるスイッチになってくれる色。
今の沈んだ気持ちを、一段上にそっと引き上げてくれる色。
疲れた心を芯から癒やしてくれる、自分だけの、お守りのような色。

そうして意識して切り替える色というのは、その人の日々の生活と、心の環境から生まれるものだと思います。

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