健診や外来で「塩分控えてください」って言われた方、多いと思います。
でも、なんで塩が血圧を上げるのか、ちゃんと説明してもらえたことって、ありますか?
「とにかく減らして」だけじゃ、なかなか続かないですよね、、、
今日はその「なんで?」に答えます。
知ると、ちょっとやる気が出てくるはずです!!
外来でよく聞かれるんです。
「血圧ってちょっと高いだけなら、大丈夫ですよね?」
、、、正直に言いますね。
「少し高め」が続く状態、
じわじわと血管を傷めています。
怖がらせたいわけじゃないんです。
でも、これだけは知っておいてほしくて。
なんで塩が血圧を上げるの?
これ、ちゃんと知らない方が意外と多いんですよね。
塩を食べると、体の中の塩分濃度が上がります。
体はその濃度を一定に保とうとして、水をたくさん体内にため込む。
水が増える→血液の量が増える→血管への圧力が上がる。
これが血圧が上がる仕組みです。
血圧が高い状態が続くと、血管の壁が少しずつ傷ついて、硬くなっていく。いわゆる『動脈硬化』です。
ゆっくり起きるから、気づかないんですよね、、、
「少し高め」が続くと、何が起きるの?
ここが一番伝えたいところです。
血圧が少し高い状態が何年も続くと、
血管がだんだん傷んでいきます。
いや、べつに今すぐ倒れるわけじゃないんです。
いつも患者さんに説明するんですけど、高血圧って基本的に症状がないんですよね。
でも10年後、20年後の未来に大きな病気になる可能性がある。
そして、その時に後悔しても遅いんですよね。
ですので「未来の自分が後悔しないために、症状がない今から介入していきましょう」という話はよくします。
すごく言いたいのは、
「ちょっと高め」は「まあいっか」じゃないよ、ってこと。
でも怖がりすぎなくていいです。
早めに気づいて動ける人が、一番強いんです。
今日から試してほしいこと
① 「かける」より「つける」
これ、かなり変わります。
醤油をドバっとかける。
↓
塩分めちゃ増える。
でも、
小皿に少し入れて“つける”だけで、使う量かなり減ります。
お寿司とか刺身も同じです。
笑い話ですけど、うちの子はまだお箸が苦手なので、餃子のタレをつけると、
タレの中に餃子が、落ちて ビチャ
餃子がタレを全部吸い取ってすぐにタレがなくなります。
タレのおかわりは1回までという制限で餃子を楽しんでもらっています。
ちなみにうちの子はかなり大食いなので、1回の餃子は20-30個ほど食べます。
家族5人なので毎回100個ほど包んで焼いてます笑
② 麺類のスープは「最初の数口を楽しむ」
最初の一口って、一番おいしいんですよ。
後半は“なんとなく飲んでる”こと、多い。
なので、
「最初を楽しんで、途中でやめる
これだけでも全然違います。
着丼したら、まず一口。
その後は我慢!!
③ 「減塩醤油」に変える
毎日使う調味料って、
“毎日積み重なる”。
だから、
1回の差は小さくても年間でかなり変わります。
しかも最近の減塩醤油、
普通においしいです。
④ 「塩」を減らして「香り」を使う
これ、料理かなり変わります。
例えば、
・胡椒
・レモン
・ごま
・大葉
・にんにく
・生姜
・酢
こういう“香り”や“酸味”を使うと、
塩を減らしても満足感が落ちにくいんです。
このうち出来そうなことを意識するだけで、毎日の塩分はかなり変わります!!
他にも減塩案は色々あると思います。もしいい案があれば教えて欲しいです。
ただいま栄養勉強中です。
まとめ
血圧が少し高め、なんとなく気になってる方へ。
そのモヤモヤ、放っておかないでください。
体の中で何が起きてるか、ちゃんと知るだけで、
行動が変わります。
今日の記事が、その小さな一歩になれたら嬉しいです!!
参考文献:
日本高血圧学会 高血圧治療ガイドライン
厚生労働省 日本人の食事摂取基準