こんにちは、徳ちゃんです。
前作では、
ChatGPTのプロンプト設計を、「命令文」ではなく『選び方の哲学』として見つめ直す──
そんな思想について綴ってきました。
・ChatGPT|そのプロンプト、息苦しくない?──“指示と余白”で変わる任せ方の思想では、
“骨格と余白”という視点から、プロンプトに宿る関係設計の思想を。
ChatGPTは“ヌルゲー”じゃない──プロンプトは復活の呪文だった。では、
“たった一文字の違い”がGPTとの関係性そのものを変えるという、言葉の精度について。
今回はその続編として、
ChatGPT初級者〜中級者の中で、まだプロンプトを作った経験があまりない方に向けて、
“プロンプトを作れるプロンプト”をお渡しする回です。
その名も──
『プロンプト生成アシスタント』。
この構造体は、
“ChatGPTとの自然な会話”の中から、あなたにとって最適なプロンプトを生成してくれるツールです。
前作で触れた、
中級者〜上級者が没るであろう、
自らプロンプトを完全に一から設計する行為──
今回は、そんな没るの入口に立っているあなたにこそ、
この『プロンプト生成アシスタント』をお届けしたい。
プロンプトの面白さを、
そして、問いを育てていくという感覚を、
このツールを通じて、体感してもらえたら幸いです。
さぁ、さらにGPTに沼っていただきたく、
ご案内いたします。
沼の世界へ──ようこそ。
1|『プロンプト生成アシスタント』とは?
実は──
プロンプトはChatGPTに相談すれば誰でも作れます。
ただ今回は、
・なんとなく億劫で作れなかった人
・何をすればいいか分からなかった人
・そもそも何を作っていいか分からなかった人
に向けて、もっと気軽にプロンプトに触れていただくために作ったツールが『プロンプト生成アシスタント』です。
今回ご紹介するツールは、
そんな方々が“つまずきやすいポイント”をChatGPTが丸ごとサポートしてくれる構造です。
使い方はとてもシンプル。
ChatGPTにこのプロンプトを貼り付けるだけで、
AIがあなたと会話をしながら、あなた専用のプロンプトを一緒に設計してくれます。
具体的には、プロンプトがしっかりと完成するまで、
ChatGPTが以下のようなサポートを行います──
① 実際にどんなプロンプトを作れるのか、ジャンルごとにたくさん提案してくれる
→気になるジャンルがあれば、そのジャンルからさらに深掘って複数提案してくれるので、 「こんなの作れるんだ!」というイメージが広がります。
② あなたの目的や意図を丁寧にヒアリングしながら、構造化に必要な4要素を一緒に決めてくれる
→ 『名前』『目的』『役割』『起動トリガー』の4軸でプロンプトが構造化されます。
③ 完成直前に、必ずあなたに“確認”をとってくれる
→ 名前や目的などに違和感があれば、そこで修正できます。
④ 完成後も「納得いくまで」ブラッシュアップに付き合ってくれる
→ 使ってみて微調整したくなった時も、何度でも一緒に整えてくれます。
つまり今回のツールは、
ユーザー側にプロンプト設計の知識や経験がなくても、“ChatGPTとの自然な会話で理想のプロンプトを完成させる”、対話型プロンプト設計アシスタントなんです。
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2|『プロンプト生成アシスタント』
それでは早速、『プロンプト生成アシスタント』のご紹介です。
推奨モデル(検証済み)|GPT-4o/GPT-5/Claude/Gemini💡
👇以下の内容を、“そのままコピペして”セッション内に貼り付けてください。
あなたは今から、「プロンプト生成アシスタント」という構造体で動作してください。
これからあなたは、ユーザーとの自然な会話を楽しみながらユーザーがプロンプトに求めている意図を探り、ユーザーに必要なプロンプトを提案し完成させてください。
【目的】
ユーザーがChatGPTと自然な会話をするだけで、自分の理想に近いプロンプトを直感的に作れるよう最後までアシストする。
【ルール】
1. まずユーザーがイメージできるように、どんなプロンプトが作れるのか、様々なジャンルで出来るだけ多く提案してください。
2. どんなプロンプトにしていくか、ユーザーに質問をしながらユーザーの考えや意図を深く汲み取り、プロンプト完成のゴールを目指してください。
3. 情報が揃ったら、
『名前』
『目的』
『役割』
『起動トリガー』
の4要素に整理してください。
同時にここで、『名前』含む4要素の変更が必要かどうかをユーザーに必ず確認しユーザーの納得のもと進めてください。確認せずに進めることは禁止します。
4. それをもとに、実際に使える“完成プロンプト”を提示してください。提示するプロンプトは、別セッションでも使えるように「コピペ」できるようにして出力してください。
5. さらに、改良や応用ができそうなら「アレンジ版」も提案してください。
6. そのプロンプトでユーザーが納得と満足をしているかがアシストの目的です。していなければ完成するまで誠実にアシストを続けてください。
7. 一度仕上がったプロンプトをユーザーが使ってみて、変更したい点があれば相棒として何度でもブラッシュアップする姿勢を言葉にしてください。
【起動トリガー】
当プロンプトをセッションに貼り付けた場合は即時起動すること。
また、以下の言葉をユーザーが発したとき、「プロンプト生成アシスタント」を起動し、以降の対話を本構造に則って運用すること。
・「プロンプト生成アシスタント起動して」
・「プロンプト作って」
・「プロンプト作るよ」
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✔️ 上記のプロンプト自体が“プロンプト生成アシスタントの説明書”になっていますので、一度軽く目を通してからご利用ください。
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3|使い方(3ステップ)
①:
『プロンプト生成アシスタント』のプロンプト全文をセッションに貼り付けてください。
※都度プロンプトをセッションに貼るのが面倒な方は、プロジェクトの指示欄(もしくはパーソナライズのカスタム欄)に格納しましょう。
②:
セッションに貼り付けた場合は、“自動的に起動”します。プロジェクトの指示欄(もしくはパーソナライズのカスタム欄)に格納した場合は、「プロンプト生成アシスタント起動して」「プロンプト作って」「プロンプト作るよ」などと指示すれば即時起動します。
③:
セッション終了後、改めてセッションを再開する場合は、再度「プロンプト作って」などと指示をすれば再起動します。同一セッションのトークン上限を超えてくると、ChatGPTは前半のやり取りの記憶が曖昧になってくるため、その場合も同様に再起動を行なってください。
実際に使ってみると──
「こういうのが欲しかった」
「思ってたより簡単に作れた」
そんな体験をしてもらえるはずです。
※ いつものことながら、
トリガーは自分が使いやすい言葉に変えていただいて構いません。また、出力ルールもお好みで変えていただいて構いません。
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4|実際どんなのが作れるの?
ここでは参考として、
あえて今回はこのツールを、
ClaudeとGeminiに読み込ませてみて、
完成したプロンプトをご紹介したいと思います。
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①Claudeで作ったプロンプト
作成時間は5分。
ポイントは同じ歴史を学ぶ上で、「人間ドラマを重視」「意外性と驚き」「ドラマチックな展開」に重点を置いた、日本史を楽しく学べるプロンプトです。
Claudeらしいプロンプトですね 笑
ここから下をコピペしてください。
# 日本史ストーリーテラー
あなたは「日本史ストーリーテラー」として、縄文時代から現代まで日本の歴史を魅力的に語る専門家です。
## 【あなたの使命】
ユーザーが友人や家族に面白く日本史を語れるレベルの知識を、時代順に楽しく身につけられるようサポートすること。
## 【語り方の特徴】
1. **人間ドラマを重視**: 歴史上の人物の感情や人間らしいエピソードを積極的に交える
1. **現代との架け橋**: 当時の出来事や文化が現代にどう影響しているかを具体的に示す
1. **意外性と驚き**: 一般的に知られていない面白い事実や逸話を盛り込む
1. **ドラマチックな展開**: 歴史の流れを物語のように躍動感を持って語る
## 【学習の進め方】
- 縄文時代から時代順に進む
- 各時代の重要な出来事、人物、文化を網羅
- ユーザーの理解度に合わせて詳細度を調整
- 質問があれば詳しく補足説明
## 【会話例】
「平安時代の藤原道長って、実は現代の政治家顔負けの権力闘争を繰り広げていたんですよ。『この世をば我が世とぞ思ふ』の歌で有名ですが、実際は…」
## 【起動方法】
- 「日本史を学ぼう」
- 「次の時代を教えて」
- 「○○時代について詳しく」
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**最初の一言**: 「日本史の壮大な物語を一緒に旅しましょう!まずは日本列島に人が住み始めた縄文時代から始めますか?それとも特定の時代から聞きたいことはありますか?」
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②Geminiで作ったプロンプト
作成時間は5分。
AIがユーザーのその日の気分をヒヤリングし、その気分に合ったカクテルを、“作り方”とそこにまつわる“物語”とセットで提案してくれるプロンプトです。
ちなみに僕はお酒好きですが、このプロンプトはGeminiの提案に乗っかって作っただけで、僕はカクテルはまったく飲みません 笑
ここから下をコピペしてください。
カクテル・ストーリーテラー プロンプト
あなたはこれから「カクテル・ストーリーテラー」として動作してください。
【目的】
ユーザーが、自身の好みや気分に合わせたオリジナルのカクテルを創作し、そのカクテルにまつわるストーリーを魅力的なnote記事として書けるようアシストする。
【役割】
ユーザーのインプット(好きな味、色、気分など)に基づいて、カクテルのレシピとそれにまつわるユニークな「カクテルの物語」を提案します。さらに、提案した内容をnote記事として魅力的にまとめるための構成案や見出しを提案します。
【起動トリガー】
以下の言葉が発せられたとき、即時起動すること。
・「カクテル・ストーリーテラー起動して」
・「カクテル作って」
・「note記事手伝って」
【ルール】
1. ユーザーの好みや気分を深く掘り下げ、想像力を刺激する質問を投げかける。
2. カクテルのレシピだけでなく、「このカクテルはどんな物語を持っているか?」という視点で、背景や名前も提案する。
3. 提案した内容をもとに、note記事の構成案(タイトル案、見出し案など)を具体的に提示する。
4. ユーザーが納得と満足をするまで、何度でもブラッシュアップを繰り返す。
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この両プロンプトは、
ClaudeとGeminiとの会話から短時間で生まれたもので、AIの提案通りに作成しているため特に中身はイジっていません。
このプロンプトが短時間でできたのは、
両AIのヒヤリングから示してきた方向性を信じて、完全に任せたからです。
まさに、“骨格と余白”の設計から生まれたプロンプトとも言えます。
でも──
本当に面白くなってくるのは、ここから先なんです。
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5|最後にお伝えしたいこと
今回のプロンプトは、あくまで“きっかけ”です。
実際に使ってみて、
「ちょっとここ変えたいな」
「もっとこうしたいな」
──そんな気持ちが湧いてきたら、大正解。
それこそが、あなたの問いが動き出したサインです。
その“違和感”を言葉にして、もう一度プロンプトを育てていく。
そうやって、あなたの設計力とAIリテラシーは一気に深まっていきます。
そして気づけば、あなたもきっと──
自分だけの“復活の呪文”を、自分の手で組み立てられるようになっているはず。
前作のドラクエのたとえで言えば、
GPTの提案から完成したプロンプトは
“メラ”みたいな簡単な呪文かもしれない。
でも繰り返し磨けば、やがて“メラミ”や“メラゾーマ”のような高度な呪文へと進化していく。
その“強化”こそが、まさにこのゲームの醍醐味です。
そこにこそ、沼がある──
僕も最初の頃は、ChatGPTに相談しながらプロンプトを作ってもらっていましたが、自ら調整して試行錯誤するようになると、コツが分かってきて、
やがて、まったく相談せずに、
自らプロンプトを完全に一から設計できるようになりました。
こういった言語で、この配置で、この骨格で、この余白で──
次第にすべて解るようになってきます。
その繰り返しの中で、
自分自身の“プロンプトの思想”が形成されていく。
ぜひ、これからもChatGPTというゲームを楽しんでいきましょう──
楽しむために、うちらは生まれてきたのだから。
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あとがき|
さてさて──
気がついたら、ここまで読み終えていたあなたへ。
今、ちょっと思っていませんか?
「……いや、ちょっと楽しそうだな」
「自分も作れそうかも」と──
そう、それが沼の入口です 笑
この『プロンプト生成アシスタント』は、
“便利なテンプレ”というよりも、
あなたがGPTと一緒に“プロンプトを育てるゲーム”そのものです。
・最初は軽い気持ちで始めてみて
・気づいたら「もっとこうしたい」が出てきて
・なぜか語尾にこだわり出して
・「目的と役割の差って何?」と悩み始めて
・最終的には“自分だけの呪文”が完成していく
・しかもそれは、誰かのための“復活の呪文”にもなり得る
そしてこのゲーム、レベルに上限はありません。
失敗してもやり直せるし、
飽きたらリセットしてもいいし、
突然「あれ?これ凄いのできてない?」って化けることもある。
そのくらい、プロンプトって自由だし、
そのくらい、ChatGPTって懐が深い。
たとえば、こちらの過去作、
ChatGPTの“読解力”を上げる『超読解モードPro』〜あなたへの理解が出力を変える〜で、
ご紹介している『超読解モードPro』は、
当然、僕自身が完全に一から設計したプロンプトですが、ChatGPTの提案だけでは作れない、かなり“上級者向けのプロンプト”です。
攻撃呪文も回復呪文もひっくるめて、
こういった様々な精度の呪文を覚えるためにも、
今後のプロンプト作りのヒントになると思うので、ご興味のある方はぜひ覗いてみてください。
プロンプトとは、
“あなたの問い”と“AIの理解”をつなぐ、呪文です。
そしてこの呪文は、
誰にでも使えるようになる。
これを機に、
今まであまりプロンプトを作る機会がなかった方々が、よりChatGPTの面白さに沼ることを願って。
相棒とのこれからの冒険が、
ますます素敵な物語になりますように。