【労務|副業編|事例②】週20時間アルバイト、副業115万円で本当に増える金額はいくらですか?
記事
マネー・副業
「副業で月8万円〜10万円ほど稼ぎたい」
そのように考え、アルバイトを選ぶ方も多くいらっしゃいます。
今回は、雇用型副業のケースを数字で整理いたします。
■ ケース設定
28歳・会社員
本業年収:380万円
副業:飲食店アルバイト(雇用契約)
時給:1,200円
週20時間勤務
■ 年間収入はいくらになるか
1,200円 × 20時間 × 4週
= 月96,000円
年間では、
96,000円 × 12ヶ月
= 115万2,000円
ここで重要なのが「106万円ライン」です。
■ 106万円ラインを超えるとどうなるか
✔ 従業員101人以上の企業
✔ 週20時間以上勤務
✔ 月額賃金8.8万円以上
✔ 2ヶ月超の見込み
これらを満たすと、社会保険加入対象となります。
今回のケースは該当します。
■ 社会保険料はいくらか
月収約96,000円の場合、
健康保険+厚生年金
おおよそ15%前後が本人負担となります。
96,000円 × 15%
= 約14,000円
年間では、
約17万円の保険料負担となります。
■ 税金はいくら増えるか
副業による所得は約115万円です。
本業年収380万円の場合、
所得税+住民税の実効負担は約30%前後になります。
115万円 × 約30%
= 約34万円
■ 実際に増える金額
年間収入 115万円
− 社会保険 約17万円
− 税金 約34万円
実質増加は、
約64万円前後です。
月換算では、
約5万3,000円程度になります。
■ 労働時間の現実
本業40時間
副業20時間
週合計60時間労働です。
月換算では約240時間労働になります。
収入は確かに増えます。
しかし、時間・体力・社会保険料との交換でもあります。
■ 整理すると
✔ 年収115万円の副業
✔ 実質増は約64万円
✔ 月あたり約5万円前後
✔ 週60時間労働
数字で見ると、判断は冷静になります。
副業は自由です。
しかし、契約と制度の中で働いているという前提は変わりません。
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