【保険編|第4話】 読めないから不安なのではない。 “判断してはいけない場所”が混ざっているだけ。
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保険が「難しい」と感じられる理由は、
知識が足りないからではありません。
多くの場合、
判断してはいけない場所で、判断しようとしている
それだけです。
■ 人は、全部を理解しようとしてしまう
保険の説明を受けると、
こんな状態になりがちです。
・専門用語が多い
・条件が細かい
・例外がいくつもある
すると、
「全部理解しなければいけない」
という気持ちが生まれます。
でも、それが一番つらい道です。
■ 理解と判断は、別の作業です
ここで一度、切り分けます。
・理解:仕組みを把握すること
・判断:自分に必要かどうかを決めること
この2つを同時にやろうとすると、
頭が止まります。
保険が難しく見える最大の理由は、
この2つが混ざっていることです。
■ 判断していいのは「結果」だけ
契約書の中身には、
判断してはいけない情報が大量に含まれています。
たとえば、
・条文の細かい言い回し
・医療用語と保険用語の違い
・例外条件の列挙
これらは、
理解の対象であって、判断の対象ではありません。
判断していいのは、
もっとシンプルなところです。
■ 判断すべき問いは、いつも同じです
保険を見るときに、
最終的に判断すべき問いは3つだけです。
・この状況で、支払われるのか
・支払われるなら、いつ・いくらか
・支払われないなら、誰が引き受けるのか
この問いに答えられるかどうか。
それだけで十分です。
■ 読めなくていい場所がある
約款を全部読むこと自体は、
悪いことではありません。
ただし、
読めない場所があるのは、正常です。
なぜなら、
そこは専門家同士が責任を分けるための言葉で書かれているからです。
利用者が完全に理解する前提で
作られていません。
■ 不安は「分からない」からではない
不安の正体は、
「分からない」ことではありません。
・どこで判断すればいいのか分からない
・どこまで自分の責任なのか分からない
この状態が、不安を生みます。
だから、
全部を理解しようとするほど、
安心から遠ざかります。
■ 判断の場所を、元に戻す
これまでの話をまとめます。
・全部を理解しなくていい
・判断してはいけない場所がある
・判断すべき場所は、いつも同じ
この順番を取り戻すだけで、
保険は「読めないもの」から
「扱えるもの」に変わります。
■ 第4話のまとめ
保険が難しく見えるのは、
あなたの問題ではありません。
設計上、混ざっているものを
そのまま受け取ろうとしているだけです。
判断の場所を分ける。
それだけで、見え方は変わります。
次回は、
「よくある誤解」そのものを、
一つずつ解体していきます。
安心できない理由は、
思い込みの形をしています。