【荒れまくりFくんの成長】

【荒れまくりFくんの成長】

記事
学び
何校目かの赴任先でのお話
新しい勤務先へ初出勤した日

職員玄関で下駄箱に靴を入れ
ふと目をやると階段から男の子が...

初対面にも関わらず
『おい!ばばあ!』と呼ばれ...💦
衝撃を受けた覚えがあります

いきなりの暴言に
一瞬言葉に詰まりましたが

気持ちを切り替えて
『おはよう!』
そう声をかけ保健室へ入りました

当時 そのFくん(仮名)は小学4年生
我が家の長男が1年生になった春

養護教諭が二人という
ご縁があって勤めたマンモス校でした

"大変な学校に来てしまったかも..."と
正直 頭をよぎりました

翌日からもFくんは
ことあるごとに教室を飛び出し
保健室で過ごす時間が多い子でした

信頼関係がまだできていない私を
試すかのように毎日『ばばあ!』
話しかければ『うるさい!』

鼻を鳴らす"チック"もあり
常にイライラしている様子でした

『ばばあ』という言葉は衝撃的で
ショックがないと言えば嘘になりますが

それよりもFくんが
どうしてそんな言葉を浴びせるのか?
何にイライラしているのか?
知りたくなりました

懲りずに毎朝 笑顔で
『おはよう!』と声をかけ続けました

少しづつではありますが
『ばばあ』から『〇〇(呼び捨て)』に
変わっていきました 笑

何がFくんをそうさせていたのかというと
やはり家庭環境が大きく関係していました

ご両親が学校に対して否定的で
Fくん自身もその考えが正しいと信じて
学校への反発心が生まれているようでした

過去にFくんをめぐる
学校とのトラブルもあったようです

じっくり聞いてみると
当時の担任にもちゃんと事情や言い分があり

その際のご両親の言動には
"大事な子供を守りたい..."という思いが
強く溢れ出てしまった様子でした

双方に謝罪や歩み寄りが必要な中
冷静な話し合いが難しかったため
大きなトラブルに発展

ご両親から学校側への強い圧力で
結果 全面的に守ってもらったFくんが
"自分が全て正しい"と思い込んで
学校側を見下す態度になってしまった

そんな出来事があった背景を知りました


後任の担任はユーモアもあり熱心で
授業の合間にもFくんの様子を気にかけ
保健室に来てくれました

Fくんは荒れてはいましたが
元々は優しい子でした

保健室で一緒に過ごすうちに
とても絵が上手なことに気づき

そこを褒めたことがきっかけで
落ち着いて話ができるようになって
だんだん穏やかになっていきました

少しづつ気持ちが満たされていくと
チックも落ち着いていき
保健室に来る回数も減っていきました

学年が上がりFくん自身も成長し
受け止め方の視野も広がり

どこかで
ご両親の考えだけが正しいわけじゃない
ということを知っていったのかもしれません

卒業式には小さな弟のお世話をする
優しいお兄ちゃんの姿も見れて
気持ちが暖かくなりました

『Fくん 卒業おめでとう!』
『〇〇先生 いつか焼肉おごってな!』

やりました*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*
『ばばあ』から『〇〇先生』に昇格 笑

そう会話を交わし別れた数年後
高校生になったFくんと街中でばったり

友達と楽しそうにしながら
『〇〇先生〜!』
笑顔で手を振ってくれました

本来のFくんの穏やかな表情でした
そんな成長の様子が見れて
私も感無量でした

今では『ばばあ』も笑い話です 笑

保健室での関わりで
私もいろんなことを学び

自分の子育てに役に立ったことも
たくさんあります

逆に 子育てでの気づきを
保健室でも活かしながら

試行錯誤しながら過ごした経験も
こうして綴っていけたら...と
思っています

よかったらまた
覗いてみてくださいね

ご覧いただき
ありがとうございました☺️


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