IT導入の現場でよくある光景。それは、経営層が提示する「正論」と、現場が抱く「不安」のぶつかり合いです。
「効率が上がる」「会社のためになる」……。どれだけ正しい理由を並べても、現場が動いてくれなければプロジェクトは進みません。
なぜ「正論」が拒絶されるのか
現場のスタッフがIT導入に反対するとき、その裏には言葉にできない「本音」が隠れています。
「今のやり方に慣れているのに、変えるのが面倒」
「自分の仕事がツールに取って代わられるのではないか」
「操作に失敗して、周りに迷惑をかけるのが怖い」
これらは感情的な問題であり、理屈(正論)でねじ伏せようとすればするほど、溝は深まってしまいます。
反対派を味方に変える「聴く力」
社内調整をスムーズにするために、私が大切にしているのは「まず否定せずに聴き切る」ことです。
「困りごと」を先に聞く:
新しいツールの説明をする前に、「今の業務で一番ストレスを感じているのはどこですか?」と問いかけます。
メリットを「個人の利益」に翻訳する:
「会社が儲かる」ではなく、「あなたの残業が30分減って、早く帰れるようになります」と、その人自身のメリットとして伝えます。
「弱点」を見せる:
「私も最初は操作に戸惑いました」と歩み寄ることで、現場の心理的なハードルを下げることができます。
まとめ
システムを動かすのは「コード」ですが、そのシステムを社内に根付かせるのは「人の心」です。
現場のスタッフが「これならやってみたい」と思える土壌を作ること。
それこそが、IT導入における真の社内調整だと私は考えています。
「理屈はわかるけど、現場の説得がうまくいかない」「いつも衝突してしまう」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度お話しをお聞かせください。
第三者の立場から、貴社のチームが一つになるための橋渡しをさせていただきます。