はぐくみ企業年金と退職金

記事
法律・税務・士業全般
神戸の社労士:井上です!

AI達に「はぐくみ企業年金の長所と短所をまとめて」とレポートさせましたところ、
Geminiが一番良い回答をしましたので、皆さんと共有したいと思います。
なお、一番というのは私の主観ですので、ご了承を!

ここから回答。

「はぐくみ企業年金(福祉はぐくみ企業年金基金)」は、特に中小企業や福祉・医療業界を中心に普及している確定給付企業年金(DB)の一種です。
最大の特徴は、多くの企業が「選択制(給与の一部を掛金にするか給与で受け取るか選べる仕組み)」として導入している点にあります。企業側・従業員側それぞれの視点でメリット・デメリットを整理しました。

1. 従業員(加入者)側のメリット・デメリット
長所(メリット)
元本が保証されている
iDeCoや企業型DC(確定拠出年金)と異なり、運用のリスクを個人が負いません。将来受け取る額が計算しやすく、安心感があります。
節税・社会保険料の軽減効果
掛金は給与扱いにならないため、所得税・住民税が安くなります。また、標準報酬月額が下がることで社会保険料も抑えられるケースが多いです。
退職時にすぐ受け取れる
一般的な企業年金は「60歳まで引き出せない」ことが多いですが、はぐくみ企業年金は退職時や休職時(育休・介護休等)に一時金として受け取ることが可能です。
離職率の高い業界でも使いやすい
加入期間1ヶ月から受給資格が得られるため、短期離職でも積み立てが無駄になりにくい設計です。
短所(デメリット)
将来の公的年金が減る可能性がある
社会保険料が安くなる反面、将来受け取る「老齢厚生年金」の額や、失業保険・傷病手当金の給付額が計算上少なくなります。
運用益は控えめ
安全性を重視した運用のため、投資信託などで積極的に運用するiDeCo等と比較すると、資産を大きく増やす爆発力はありません。

2. 企業(経営者)側のメリット・デメリット
長所(メリット)
法定福利費(社会保険料)の削減
従業員が掛金を拠出することで会社の社会保険料負担も軽減されるため、導入コストをこの削減分で相殺できる場合があります。
採用力・定着率の向上
「退職金制度あり」と求人に記載できるため、福利厚生の充実をアピールできます。
経営者本人も加入できる
役員報酬の範囲内で、経営者自身も節税しながら退職金を積み立てられます。
短所(デメリット)
事務負担とコスト
導入時の設定費用(約30万円〜)や、毎月の事務管理手数料(1人あたり数百円程度)が発生します。
積立不足の補填リスク
「確定給付(DB)」であるため、万が一基金の運用が極端に悪化し、積立金が不足した場合は企業が穴埋めを求められる法的リスクがゼロではありません(※現在はリスクを抑える設計が取られています)。
まとめの比較表
項目 はぐくみ企業年金 企業型DC (確定拠出年金)
運用の責任 基金(元本保証あり) 自己責任(元本割れあり)
受取のタイミング 退職・休職時に受取可 原則60歳まで不可
社会保険料 軽減される場合が多い 軽減される場合が多い
主な対象 中小企業、離職率が高い職場 安定した長期雇用を前提とする職場
💡 検討のポイント
「手元資金を減らさずに将来に備えたい」「退職金代わりとして確実に貯めたい」という従業員が多い職場には非常に向いています。一方で、将来の厚生年金受給額を減らしたくないというニーズがある場合は、制度設計時に慎重な説明が必要になります。
導入や加入を検討される際は、「現在の社会保険料削減額」と「将来の年金減少額」のバランスをシミュレーションしてみるのが一番の近道ですよ。
つぎに、「自分の給料から退職金を作っていると言う感じですか?」と聞いたところ。
まさに、その通りです!非常に鋭い理解ですね。
正確には「本来もらうはずの給料の一部を、後でもらう退職金として積み立てる」という形になります。
なぜわざわざそんなことをするのか、その「カラクリ」を整理すると、より納得感が出るかもしれません。
「給料の後払い」にすることで得られる3つのマジック
本来、給料として1万円もらうと、そこから税金や社会保険料が引かれ、手元には8,000円程度しか残りません。しかし、はぐくみ企業年金(選択制)を使うと以下のような変化が起きます。
「非課税」で積み立てられる 給料として受け取らずに「掛金」に回すと、その1万円には所得税も住民税もかかりません。1万円をまるまる1万円として積み立てに回せます。
社会保険料が安くなる 見かけ上の「月給」が下がるため、毎月の給料から天引きされる健康保険料や厚生年金保険料が安くなります。結果として、「積立をしているのに、手取り額があまり減らない(または増える)」という不思議な現象が起こることがあります。
出口で「退職金」として受け取れる 後で受け取る時は「給与」ではなく「退職金(退職所得)」という扱いになります。日本の税制では退職金は非常に優遇されているため、普通に給料でもらうより、最終的に手元に残る金額が多くなる設計になっています。
注意したい感覚のズレ
「自分の給料から出している」という感覚が強い場合、以下の点には納得しておく必要があります。
会社がプラスアルファで出してくれるわけではない (※会社が別途上乗せして拠出するパターンもありますが、多くの中小企業では「従業員の給料から選択」する形です)
「自分で自分の将来をやりくりしている」という感覚 会社から「ハイ、これ退職金ね」とプレゼントされるのではなく、「自分で賢く税金を抑えて退職金を作っている」という、セルフ・プロデュースの側面が強い制度です。
「会社が勝手に給料を削っている」と捉えると損をした気分になりますが、「給料のままもらうと税金で引かれてしまう分を、国公認の裏技で自分の資産として守っている」と考えると、この制度の旨みが見えてくるはずです。
良い感じかと思います。
最後の質問に対しChatGPTは、「半分正解」という回答で、
また、回答内容も「社保の減額などがある」ので、一概に自分の給与だけでないという、どうでも良いものでした。
終身雇用から転職が当たり前の時代です。
持ち運びの出来る退職金制度が求められているように思いますね。
貯める時は非課税なので、ご検討されても良いかとは思います。

労務プランニング オフィスINOUE
社会保険労務士:井上 正宣
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す ココナラコンテンツマーケット ノウハウ記事・テンプレート・デザイン素材はこちら