「どうして、あんな言い方をしたのだろう」
「返信が来ないのは、嫌われたから?」
「本当は、私のことをどう思っているのだろう」
相手の気持ちが分からないと、
言葉や態度を何度も思い返してしまうことがあります。
いつもより返事が遅かった。
少し冷たい表情に見えた。
何気ない言葉が、なぜか心に残っている。
小さなことが気になり始めると、そこからいろいろな想像が広がってしまうこともありますよね。
相手の気持ちを知りたくなるのは、自然なこと
大切に思っている相手ほど、自分のことをどう感じているのか気になるものです。
関係を壊したくない。
嫌われたくない。
できることなら、もっと分かり合いたい。
相手の気持ちを知りたいと思う背景には、
その人との関係を大切にしたい気持ちがあることも多いのだと思います。
だからこそ、相手のことを考えてしまう自分を責めなくて大丈夫です。
ただ、相手の表情や短い言葉だけを手がかりに、どれだけ考え続けても、本当の気持ちは分からないことがあります。
忙しかっただけかもしれない。
疲れていて、うまく話せなかっただけかもしれない。
自分とはまったく関係のないことで、余裕がなかった可能性もあります。
相手の心の中は、最終的には本人にしか分かりません。
分からないことを考え続けているうちに、
自分の心ばかりが疲れてしまうこともあります。
今の自分に分かることへ目を向けてみる
相手の気持ちは分からなくても、
今の自分が何を感じているのかは、少しずつ確かめていくことができます。
「私は、相手のどんな言動が気になったんだろう」
「そのとき、どんな気持ちになったんだろう」
「本当は、相手にどうしてほしかったんだろう」
そんなふうに、自分の心に問いかけてみると、
相手のことばかり考えていたときには見えなかった気持ちに気づくことがあります。
悲しかった。
置いていかれたように感じた。
もっと大切にしてほしかった。
本当は、自分の気持ちを分かってほしかった。
自分の本音に気づくことは、相手のことを諦めることでも、
何でも自分の問題にすることでもありません。
自分が何に傷つき、何を求めているのかが少し見えてくると、
相手に何を伝えたいのか、これからどう関わっていきたいのかも、考えやすくなることがあります。
自分の気持ちが分からないときは、タロットを一枚
自分の心に目を向けようとしても、
すぐには気持ちを言葉にできないことがあります。
そんなときは、タロットカードを一枚引いてみるのもひとつの方法です。
相手の気持ちを当てるためではなく、
自分の中にある気持ちに気づくきっかけとして、カードを使ってみます。
たとえば、
「今、私はこの関係で何に目を向ける必要がありますか?」
と問いかけて、一枚引いてみる。
カードを見たら、意味を調べる前に、まず自分が何を感じたかを見てみてください。
最初に目に入ったものは何だったでしょうか。
カードから、どんな雰囲気を感じたでしょうか。
今の自分や、相手との関係に重なる部分はあるでしょうか。
正しい答えを出す必要はありません。
カードを見て思い浮かんだことを、そのまま書いてみるだけでも大丈夫です。
たとえば、距離を感じるカードを見て
「もっと近づきたい」
と思う人もいれば、
「少し離れて休みたい」
と感じる人もいます。
同じカードでも、受け取り方は人によって違います。
その違いの中に、今の自分の気持ちが表れていることがあります。
自分の本音が見えてくると、次の一歩を選びやすくなる
相手の気持ちを考えているとき、意識はずっと相手の言葉や態度に向き続けています。
けれど、自分の心へ少し戻ってみると、
「私はこの関係を大切にしたい」
「本当は、不安だったことを伝えたい」
「相手の反応を待つだけでなく、自分の時間も大切にしたい」
そんな、自分なりの答えが見えてくることがあります。
相手の本心がすぐに分からなくても、
自分がどうしたいのかが少し見えてくるだけで、心の中にあった迷いが整理されることがあります。
相手の気持ちを知ろうとすることも、
自分の気持ちを知ろうとすることも、
どちらも大切なのだと思います。
ただ、相手のことを考えすぎて苦しくなったときは、
一度、自分の心へ戻ってみてください。
そこには、これからの関わり方を考えるための小さな手がかりがあるかもしれません。
7日間、自分の心に目を向けてみませんか
『7日間で自分を知るワーク』は、
タロットカードをきっかけに、自分の気持ちや考えを少しずつ言葉にしていく書き込み式のPDFワークブックです。
毎日の問いに取り組みながら、
自分の感じ方や考え方、人との関わり方に目を向け、
最後に「今の私の取扱手引き」を作っていきます。
相手の反応が気になって、
自分の気持ちが分からなくなってしまうとき。
本当は何を感じているのか。
何を大切にしたいのか。
どう関わっていきたいのか。
そんなことを、少しずつ整理していく時間として使っていただけたらと思います。