気づけば、「大丈夫」が口癖になっていた。
本当はつらいのに、「平気だよ」と笑ってしまう。
寂しくても、悲しくても、迷惑をかけたくなくて飲み込んでしまう。
そうやってずっと、自分の気持ちを後回しにしてきた。
でも我慢って、最初は優しさみたいな形で始まることが多いんですよね。
空気を悪くしたくない。
嫌われたくない。
困らせたくない。
だから、自分が我慢すればいいと思ってしまう。
そのうち、
「言わないこと」
「耐えること」
「ひとりで抱えること」
が当たり前になっていく。
でも、本当はずっと苦しかった。
誰にも言えないまま、ちゃんと傷ついていた。
感情を我慢して生きてきた人が苦しくなるのは、感じないようにしてきたものが、少しずつ心に溜まっていくからです。
本当は悲しかったこと。
本当は嫌だったこと。
本当は寂しかったこと。
その場では飲み込めても、気持ちは消えていません。
だからある日突然、何もないのに涙が出たり、急に全部しんどくなったりする。
「なんでこんなにつらいんだろう」
そう思う頃には、もうかなり頑張り続けたあとだったりします。
でも、ずっと我慢してきた人ほど、「自分がつらいこと」に気づくのも遅いんですよね。
もっと大変な人がいる。
自分なんかが弱音を吐っちゃいけない。
そうやって、また自分の気持ちを後回しにしてしまう。
でも本当は、つらいと思った時点で、もう十分つらいんです。
比べなくていいし、無理に強くならなくていい。
我慢し続けることだけが、優しさではありません。
ちゃんと疲れていたこと。
本当は寂しかったこと。
ずっと無理していたこと。
まずは、それを自分で分かってあげること。
「本当は苦しかったんだな」
そう認めるだけでも、少しだけ心は軽くなります。
感情を我慢して生きてきた人は、弱い人ではなくて、ずっと頑張り続けてきた人です。
だからこそ、急に限界が来ることがあります。
もし今、
何がつらいのか分からない
ずっと疲れている
ひとりになると苦しくなる
そんな状態なら、無理に元気になろうとしなくて大丈夫です。
気持ちは、ちゃんと言葉にしていくことで整理されていきます。
今まで後回しにしてきた自分の気持ちを、少しずつでも大切にしてあげてください。
それだけでも、心の苦しさは少しずつ変わっていきます。