「好きかもしれない」
そう思った瞬間に、なぜかブレーキがかかる。
本当は嬉しいはずなのに、なぜか不安の方が先にくる。
距離が近づきそうになると、急に冷めたような気持ちになる。
そんなこと、ありませんか?
本当はまた誰かを好きになりたいのに、どうしても一歩が踏み出せない。
でもそれは、おかしいことではありません。
ただ、心がちゃんと覚えているだけです。
過去に傷ついたことを。
一度深く傷ついた経験があると、人は無意識にこう考えるようになります。
信じたら、また裏切られるかもしれない。
大切にした分、失うと苦しい。
期待したら、また落ちるかもしれない。
だから「好きになること」が、どこか怖いものに変わってしまう。
これは心の防衛本能です。
あなたの心は「もう同じ思いはさせない」と、自分を守っているだけ。
だから、好きなのに踏み出せない。
相手のちょっとした言動に敏感になったり、少しでも違和感があると引いてしまったり、本音を言う前に距離を取ってしまうのも、全部その延長です。
でも皮肉なことに、守ろうとするほど恋は進まなくなります。
安心したいのに、近づく前に自分で止めてしまうから。
「この人、大丈夫かな?」と思う気持ちも、本当は相手を疑っているわけではありません。
「もしダメだったら、私は耐えられる?」
そこを怖がっているだけです。
怖いのは相手じゃなくて、また自分が傷つくこと。
だから、踏み出せない。
でもそれは、普通のことです。
過去に傷ついた人は、それだけちゃんと人を愛していた人です。
本気だったから、痛みが残った。
もし適当な恋だったなら、ここまで怖くなりません。
だから「怖い」は、ちゃんと愛せる証拠です。
無理に強くなる必要はありません。
大切なのは、「怖いままでも進んでいい」と知ること。
すぐに信じなくていい。
一気に心を開かなくていい。
好きかどうか、急がなくていい。
ゼロか100じゃなくていいんです。
ほんの少し、10%の勇気で十分です。
また傷つくのが怖いのは、あなたがちゃんと恋をしてきた証拠です。
怖さがあるのは、まだ人を愛せる心が残っているからです。
だから、踏み出せない自分を責めなくて大丈夫です。
もし今、
怖さが強すぎて進めない
自分の気持ちが分からない
恋を始めるのが不安
そんな状態なら、一人で抱えなくて大丈夫です。
今の気持ちをそのまま言葉にするだけでも、心は少しずつ整理されていきます。
必要なら、ゆっくり一緒に整理していきましょう。