システム開発の前に、まず業務フローと要件を整理した方がよい理由
システム開発や業務自動化の相談で、最初につまずきやすいのは技術そのものではありません。
多くの場合、問題になるのは「何を作るのか」「どの業務を対象にするのか」「どこまで自動化するのか」が曖昧なまま進んでしまうことです。
開発がうまく進まない原因
たとえば、次のような状態です。
- 今の業務手順が担当者の頭の中にある
- ExcelやCSVの加工手順が人によって違う
- 受注、出荷、請求、在庫管理の流れが整理されていない
- どの作業をシステム化したいのか決まっていない
- 開発会社に何を依頼すればよいかわからない
この状態で開発や自動化に入ると、途中で「やっぱりこの機能も必要だった」「この帳票も出したい」「この例外処理を考えていなかった」という話が増え、手戻りが起きやすくなります。
業務フローを整理する意味
業務フロー図を作る目的は、きれいな図を作ることだけではありません。
本来の目的は、業務の流れを見える化し、どこでミスや手戻りが起きているのか、どの作業が属人化しているのか、どの範囲を改善すべきかを確認することです。
たとえば、ECサイトの受注処理であれば、注文確認、入金確認、出荷指示、送り状作成、在庫確認、請求処理、顧客連絡など、複数の作業がつながっています。
この流れを整理しないまま一部だけ自動化すると、別の場所に手作業や確認漏れが残ることがあります。
要件定義で決めておきたいこと
開発前の要件定義では、少なくとも次のような内容を整理しておくと、相談が進めやすくなります。
- 対象にする業務
- 現在の業務手順
- 困っていること
- 入力データ
- 出力データ
- 必要な画面や帳票
- 必要な機能
- 対象外にする範囲
- 追加見積になりそうな条件
- 開発会社へ確認すべきこと
これらが整理されていると、開発会社や外部パートナーにも状況を伝えやすくなります。
ExcelやEC業務でも考え方は同じ
システム開発ほど大きな話でなくても、ExcelやCSVの手作業、ECサイトの受注処理、出荷や請求業務でも同じです。
「毎回同じ転記をしている」
「CSV加工に時間がかかる」
「担当者によって処理方法が違う」
「請求や出荷で確認漏れが起きる」
このような場合も、まずは現在の作業手順を整理し、どこを改善するのが効果的かを見極めることが重要です。
まず整理することで、失敗しにくくなる
業務改善やIT化は、いきなりツールを入れれば解決するとは限りません。
先に業務フローや要件を整理しておくことで、必要な機能、改善すべき範囲、外部に依頼すべき内容が明確になります。
小さく整理してから進めることで、開発や自動化の失敗を減らしやすくなります。
ご相談について
現在、ココナラでは次のようなサービスを出品しています。
- まず業務の流れを見える化したい方向け: 業務フロー図作成
- 開発会社へ相談する前に整理したい方向け: 要件定義書作成
- ExcelやEC受注業務の手作業を整理したい方向け: 改善案作成
「何から相談すればよいかわからない」という段階でも、現在の業務内容を伺いながら整理できる範囲を確認します。