ちゃんと生きているだけ

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コラム
毎日ちゃんと起きて、
仕事もして、
人と会話もしている。

特別つらい出来事があるわけじゃない。
誰かに傷つけられているわけでもない。

それなのに、
なぜかずっと疲れている。
休んでも回復しない。
楽しいはずのことが、どこか遠い。
「大丈夫?」と聞かれると、答えに困る。

——たぶんそれは、
心が今も“警戒したまま生きている”から。

何かあった時に備えて、
無意識に気を張っている。

空気を読み、
自分の感情より場を優先し、
「波風を立てない私」を続けてきた。

その状態が長く続くと、
心はこう学ぶ。

「油断すると危ない」
「休むのは後回し」
「本音はしまっておくもの」

そうやって生き延びてきた人ほど、
何も起きていない今も、
緊張を解くことができない。

疲れているのに、理由が分からない。
それは怠けではない。
ずっと“備えたまま”生きてきた結果。

今日、何かを変えなくていい。
元気にならなくていい。

ただ一つだけ、
「私は今も警戒しているのかもしれない」と
気づくだけでいい。

気づきは、回復の準備段階だから。
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