【AE日記】激アツレインボーWINを作ろうとしたら、AEに人間性を破壊されかけた話

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今日はオリパガチャ演出の結果発表部分の演出を作っていた。

カウントダウンがあって、プチュンして、最後にドーンと結果が出る。
パチンコ・パチスロでいうところの、脳汁の蛇口がぶっ壊れる瞬間である。

ここが弱いと全部弱い。
逆にここが強ければ、多少ほかが雑でも人間はだいたい許す。
人間とはそういう浅ましい生き物だ。もちろん俺もその一人である。

まずは金色のWINを作った。

文字を重ねる。
黒影を置く。
厚みっぽいレイヤーを作る。
グローをかける。
背景に光を入れる。
横に白い反射ラインを走らせる。

最初は「なんかパワポの発表資料みたいだな」と思ったが、いじっているうちに、まあそれなりに見れる感じになってきた。

ここまではよかった。
問題はその後である。

レインボー大当たり版も作りたい

この一言が地獄の始まりだった。

参考にしたかったのは、パチスロでよくある、あのクソ派手な虹色文字。
黒フチ、白フチ、金属感、発光、テカリ、謎の緑帯、全部盛り。
見るだけではい大当たりです。おめでとうございます。あなたの脳はもう帰ってきませんみたいなやつ。

最初は簡単だと思っていた。

文字にレインボーのグラデーション乗せれば終わりだろ、と。

浅はかだった。
この時点の俺は、AEという沼地にスニーカーで入っていく観光客だった。

4色グラデーションを使う。
赤と黄色しか出ない。

コロラマを使う。
汚い虹になる。

トラックマットで文字の形に抜く。
輪郭がボケる。

発光を戻す。
虹が死ぬ。

金属感を戻す。
ただの金文字に戻る。

本体を消す。
立体感が死ぬ。

本体を戻す。
虹が死ぬ。

何かを生かすと何かが死ぬ。
これはもう映像制作ではなく、命の選別である。

気づいたらタイムラインには、

WIN_虹マット
WIN_艶戻し
虹平面
RAINBOW_LOOP
WIN発光
WIN本体
WIN厚み
WIN黒影

みたいなレイヤーが並んでいた。

名前だけ見たら、古代遺跡の封印を解く儀式である。

しかもAEは重い。
スペースキーを押しても再生されない。
一回は動く。二回目は動かない。
気まぐれな神か。
いや、神ならもう少し慈悲がある。

こっちはただ、レインボーのWINを出したいだけなのに、気づけばプレビューのループ設定、キャッシュ、作業エリア、トラックマット、プリコンポ、描画モード、全部にキレていた。

「なんで普通に虹にならねえんだよ」

今日たぶん一番言った言葉である。

ただ、冷静に考えると、あのパチスロの虹文字はただの虹ではなかった。

あれは虹色の皮をかぶった多層構造の化け物である。

黒い縁。
白い縁。
金属っぽい縁。
中の虹グラデ。
下側の緑帯。
上から入る白いテカリ。
外側の発光。
さらに背景のオーラ。

つまり、見た目は虹色の文字なのに、実際は何層ものデザインが重なっている。

それをAEのテキストとエフェクトだけで一発再現しようとしていた俺が悪い。
いや、悪いというか、まあ普通に愚かだった。
しかし時間を溶かしながら落ち着いてやったらなんとなくしっくりくるとこまではもっていけた。

今日の学びはこれ。

AEは動かすのは強い。
でもロゴそのものを作り込むのは、別の地獄。

文字の見た目はPhotopeaやPhotoshop寄り。
動き、光、揺れ、背景との一体感はAE。
ここを分けないと、無限に時間が溶ける。

そして制作において本当に大事なのは、
「完璧に再現すること」ではなく、
「どこで完成に向かう判断をするか」だと思った。

こだわるのは大事。
でも、こだわりすぎると普通に死ぬ。
しかも誰にも気づかれない部分で死ぬ。

視聴者はたぶん、こっちが3時間かけて調整したレインボーの色相なんて見ていない。
たぶん「なんか派手!当たりっぽい!」で終わる。

悔しいが、それで正解なのだ。

結局、今のところは金文字をベースに、背景と発光でレインボー感を出す方向が一番現実的そうだ。
緑版はそれなりに形になった。
赤版もいけそう。
レインボー版はまだ俺の精神を少し削っているが、まあ押し切れないことはない。

最近で、プリコンポ、トラックマット、発光、親子付け、レイヤー差し替え、ヌルあたりの理解はだいぶ進んだ。
少なくとも昨日の俺よりは、AEのことを少しだけ分かっている。
ささやかな夢はエレメント3dとはいすぺぱそこん買うことである。

代償として、心の何かを少し失った気もする。
そして、作業がひと段落して、ふと横を見た。

飼い猫のけらくんが、何も知らない顔で寝ていた。

俺が数時間かけて
虹が汚い
輪郭がボケる
金色が勝つ
スペースキーが動かない
と人間性を削っていた間彼はずっと寝ていた。

しかも、たぶん俺より正解に近い。

なぜなら彼は、
何も作っていないのに、すでに完成されているからだ。

腹が立ったので、そっと撫でた。

するとけらくんは薄目を開けて、
「そんなことより飯は?」
みたいな顔をした。そしてまたネタ。

本日の結論。

今の私はレインボーWINなんかより猫の目の方がよっぽど脳汁が出る。
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