テキストを読む。
あらすじを把握するためではなく、細かいところを熟読する。
つまらない。からの、眠すぎる。
私の場合、この流れ安定。
では、どう回避するか。
今回は、「問題を起点として深掘りする読み方」について。
この読み方は、「問題を解くためにテキストを読む」のではなく、
「テキストを読むために問題を使う」
という発想に近いものです。
① 自己点検(チェック)
まずは問題を解いた直後。
問題文を見た瞬間に、
・正誤が判断できるか
・解説の内容が頭に浮かぶか
を確認します。
さらに自問します。
・何かと迷わなかったか
・正誤判断の根拠となる数字や語句が、明確に浮かんだか
少しでも曖昧さを感じたら、その問題は「理解済み」ではありません。
次に進みます。
② テキストへの回帰(直撃箇所)
正解・不正解に関わらず、必ずテキストの該当ページへ戻り、熟読します。
ここでの目的は、「確認」ではなく、根拠を頭の中で組み直すこと。
眠気防止の効果も大きいです。
ただテキストを読もうとすると、おそらく誰でも眠くなります。
しかし、
・問題を解く
・答えと根拠を探しに戻る
この流れを作ると、
脳が「答えを探すモード」に切り替わり、集中が続きます。
ここで、マーキング作業をします。
直撃箇所については、
・該当箇所を蛍光ペンで囲む
・横に「正の字」を書く
・さらに「問題番号」を書き記す
③ 周辺知識・迷い箇所の処理
その論点だけで終わらせず、周辺知識・隣接論点まで読み込みます。
ここで重要なのが、「迷い」をどう扱うか。
迷った内容が分かる場合。
「何と迷ったか」が分かっているなら、
その迷った内容のページへ進み、熟読します。
迷った内容がよく分からない場合。
最初のうちは、それが普通です。
たとえば、「健保で似たような規定があった気がする」程度であれば、
健保のそれっぽいところを読んで、蛍光ペンと正の字を入れれば十分。
読み始めたものの、
「目的の内容と違う」
「ここじゃなかった」
と感じることもよくあります。
その場合でも、読み始めた箇所は最後まで読み切る。
探し回るより、読み切る。
得るものはある。
見つからないからといって、テキスト内を探し回らない。
サクッと切り上げて、次の機会に回す。
そのうち、
「これか」
と腑に落ちる瞬間が必ず来ます。
この感覚自体が、知識定着の補強になります。
ここでの注意事項。
深追いはしない。
テキストに載っていないことまで手を広げない。
テキストで見つからないからといって、
ネットやAIで検索しない。
時間がかかり、先に進めなくなる。
誤った情報に触れるリスクもある。
すぐに見つからなければ、そこで離脱し、次の問題の検証に進む。
周辺知識を読み込んだときのマーキング作業。
周辺・迷い箇所については、
・ここも蛍光ペンで囲む
・「正の字」を書く
・問題番号は書かない
④ マーキングによる「識別」と「検索」
なぜ、
・問題番号を書く箇所
・書かない箇所
を分けるのか。
・番号あり
→ 問題を解いて、直接読み込んだ箇所
・番号なし
→ ついでに読んだだけの箇所
この区別をつけることで、テキストを見返したときに、
・「読んだだけ」の範囲
・「問題と紐づいている」範囲
が一目で分かります。
番号のない箇所については、過去問ランドなどで対応する問題を検索して解く。
これは、テキストをデータベース化していく作業です。
⑤ 可視化(死角の発見)
この作業を続けると、テキストの中で、
・書き込みで汚れている箇所
・まだ白いままの箇所
が、はっきり分かれてきます。
この「まだ汚れていない白い部分」こそが、死角。
本試験に近づくにつれて、蛍光ペンと正の字は増えていきます。
白い箇所があれば、ついでに読む。
正の字が少なければ、読み込みが浅い証拠なので、正の字を足していく。
私はこの作業が楽しかったです。
テキストを征服していく感覚で、どんどん読み進められます。
それがそのまま、弱点や穴を埋めていく作業になります。
※ 図表まとめは、正の字の運用ルールが異なるため注意
この読み方は、テキストと問題集が相互参照できるものを使います。
・問題集に、テキストの該当ページが記載されている
・テキストに、出題年度や問題番号の記載がある
なぜか。
・「問題集 → テキスト」へ即座に飛び、周辺知識まで読める
・過去問で補う際、テキスト側に出題実績があれば、すぐ問題を検索できる
この
「テキストから問題集へ飛ぶ(逆引き)」
機能が、探す時間を大幅に減らします。
模試も同様で、できる限り、使用しているテキストとリンクしている
同一予備校のものを選びます。
この方法で深掘りを続けていくと、横断知識と周辺知識が自然につながっていきます。
それは、択一式の難化に対応できる武器になり、
テキストを汚し尽くすほどに研ぎ澄まされていきます。
私が意識しているのは、
できるだけ手間を減らし、構造で効果を最大化すること。
問題を起点に読むことで、
探す・迷う・戻るといった無駄を減らしながら、必要な知識だけを確実にテキストへ残していく。
スリムだけど、後半で効く。
それが、この読み方のコンセプトです。
【補足】
正の字は、シャーペン等ではなく蛍光ペンで書きます。
理由は単純で、蛍光ペンは囲みを記入する際に必須であり、
問題番号や正の字などの書き込みは、どのペンを使っても問題ないため。
2種類のペンを使い分けると、持ち替えが発生します。
これは地味に時間が積み上がっていくし、腕の疲労もたまります。
こういう小さな手間を減らすことも、勉強を続けるための設計の一部です。
社労士試験は、能力よりも、試験制度に合わせて学習をどう設計するかが大切だと考えています。
ココナラで個別相談も受けています。
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