パソコンのブラウザタブを100個開きっぱなしにして
画面がカタカタフリーズしてる……
今、あなたの脳内って、まさにこの状態になっていませんか?
自分の資料を作りながら、右斜め前の電話の内容を聞き
左後ろのコソコソ話で「私のこと言われてる?」
とアンテナを張り、エンターキーを
叩く音がうるさい人にイライラする。
夕方になると、大した作業をしていないはずなのに
ドット疲れて、頭がズキズキする。
「周りの音が気になって仕事に集中できない…」
「これくらいの仕事で疲れるなんて、社会人として甘えているのかな…」
そうやって、自分を責めていませんか?
でも、安心してください。
これ、あなたの集中力がないんじゃなくて
優秀すぎる脳が『マルチタスク』を勝手にこなそうと
しちゃってるからなんです。
つまり、あなたの脳が「超高性能すぎる」のが原因です。
今日は、その開きすぎた脳のタブをサクサク閉じて
繊細な性質はそのままで驚くほどラクに働くための
『脳のコントロール術』をお話しします。
最後まで見れば、明日から少しラクになりますからね。
泥のように疲れてしまう状態
実は、あなたが職場で泥のように疲れてしまうのは
集中力がないからでもメンタルが弱からでもありません。
先ほども伝えましたが
あなたの脳が「超高性能すぎるフィルター」を持っているからなんですね。
どういうことか、詳しく説明します。
普通の人、つまり非HSPの人の脳には
自動のゴミ箱フィルターがついています。
周りの雑音や、他人の機嫌といった「自分に関係ない情報」を
脳が勝手にゴミ箱に捨ててくれるんです。
だから、「自分の仕事」というタブ1個だけを開いて
サクサク処理ができます。
でも、HSS型HSPのあなたの脳内フィルターは
網目が細かくて高性能すぎます。
普通なら捨てるはずの雑音まで、「すべて重要なデータ」
としてキャッチしてしまうんです。
まるで、パソコンのバックグラウンドで
100個のタブが同時に動いているような状態と似ているんです。
具体的には、自分の資料作成のタブを開きながら
「同僚の電話の内容」
「後輩の激しいタイピング音」
「上司の不機嫌そうなため息」
「今日の夕飯のおかず」
「明日のプレゼンの不安」
これらがすべて同時に、強制的に処理されています。
ただ席に座っているだけなのに、脳がパンク寸前まで溜め込んでいるんす。
新しい仕事や環境にワクワクして仕事をしたいはずなのに
いざその場に立つと、些細な刺激でエネルギーが切れてしまう。
このHSS型特有の「アクセルとブレーキを同時に踏む苦しさ」は
本当にきついですよね。
私もこの経験があります。
私がオフィスで仕事をしていたとき
隣の席の先輩の貧乏ゆすりの音が
すごく気になったんです。かと思えば
風邪をひいて鼻を啜っている人がいると
風邪大丈夫かなー?とか子供からもらったのかな?
余計なところに思考が飛んで
仕事に集中出来ないってことがありました。
だからこそ、
自分は音を立てないように静かに…と思ってしまうと
それにもまた気疲れちゃって
自分で自分を苦い状況に置いていました。
こういう集中できないとき、HSS型HSPさんは
絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「もっと集中しなきゃ!」と自分を追い込んで
イヤホンで激しい音楽を大音量で聴くことです。
これ、逆効果なんです。 脳にとっては「激しい音楽」
という新しいタブがさらに1個追加されるだけなので
余計に脳のフリーズを悪化させてしまいます。
脳がパンクする理由は、あなたが悪いわけじゃないんです。
では、この「脳のタブ100個開きっぱなし状態」を
放置して働き続けると、私たちの心と体に、この先どんな
「恐ろしい変化」が起きてしまうのでしょうか…?
脳疲労の正体
「疲れだから週末に寝れば大丈夫」 そう思って放っておくと
あなたの最大の武器が失われてしまうかもしれません。
もしこのまま脳疲労を溜め続けると、どうなるか。
まず、HSS型HSPさんの一番の強みである「インプット力」
と「挑戦意欲」が完全に枯渇します。
以前はあんなにワクワクしていた新しい本や動画が
最近は文字を目で追うだけで全く頭に入ってこない。
「やってみたい!」と思いついたアイデアがあるのに
いざ行動しようとすると体が鉛のように重くて動けない。
そんな状態になっていませんか?
脳のメモリが限界を超えると、脳は自己防衛のために
新しい刺激を完全にシャットアウトしてしまうんです。
好奇心が旺盛なはずなのに、休日はスマホをぼーっと
眺めるだけで1日が終わる。
これが強みが枯渇したサインです。
さらに、ここから負のスパイラルが始まります。
脳の処理能力が不足するので、普段なら絶対にしないようなメールの誤送信や
スケジュールの見落としといったイージーミスが多発します。
そして、そんなミスをしちゃつ自分を
「何やってるんだろう」と責めてしまい
さらに視野が狭くなってしまう。。
でも、ミスが増えるのは、あなたが無能だからではありません。
あなたの脳が、それだけ自分の能力を使って
職場の皆さんを助けてあげていた証拠なんです。
あなたはもう、十分すぎるほど頑張ってきました。
絶対にやってはいけないのは、ここで「気合が足りない」
とエナジードリンクを飲んで無理をしたり、
自分をさらに追い込むことです。これは絶対にやめましょう。
とはいえ、完全にオフィスを無音にしたり
すべての人間関係を断ち切るなんて無理ですよね。
でも大丈夫。会社を辞めなくても、明日から脳のタブをサクサク閉じて
あなたの心を守る『3つの対策』があるんです。
ここからは、その具体的なステップをお話ししますね。
脳のコントロール術
これを行うことで、脳に流れ込む刺激からくる疲れを
最小限に抑えながら、本来の自分のパフォーマンスを取り戻せますからね。
では、1つ目から紹介しますね。
①自分の「実況中継」で耳のシャッターを閉める
近くの席のタイピング音やヒソヒソ話が気になりだすと
目の前の仕事に全く集中できなくなりますよね。
でも、「気にしないようにしよう」と思えば思うほど
脳はその音に集中してしまいます。
それができたら苦労しないよ!って話ですよね。
アンテナが高いあなたに、「気にするな」というのは無理な話なんです。
だったら、意識の矢印を強制的に「自分自身」に引き戻しましょう。
周りの音が気になり始めたら、自分の行動を心の中で
小さく実況中継するんです。
「いま、私はメールの宛先を入力している」
「よし、次は本文の1行目を打つぞ」。
これ、一見シンプルですが効果は絶大です。
自分の声(心の声)で脳内をいっぱいにすることで
外からの音が入ってくる隙間を物理的に埋めてしまうのです。
こうして自分の内側に集中していると、周りの雑音は
自然とただの背景に退がっていきます。
② パーソナルスペースを死守する「視覚的リセット」
同僚がバタバタと忙しそうに歩く姿や
視界に入る周囲の動きだけで、なぜか自分まで焦ってドッと疲れてしまう
ことがあります。 視覚情報は
聴覚以上に脳のメモリを消費します。
だから、PCの画面サイズをあえて少し小さくして
視野を狭めたり、画面の配置を工夫して周りの人が
視界に入らないようにしてください。
そして、1時間に1回自分1人の空間に逃げましょう。
トイレでもいいですよね。
視覚情報を完全に遮断して、脳をリセットする時間を
システムとして作ってみてくださいね。
③ あえて1タスクに過集中する「あえてのシングルタスク化」
チャット、メール、目の前の書類など
同時にたくさんのことに意識が散ると脳はすぐにパンクします。
そこで、HSS型特有の「過集中」
つまり「1つのことに猛烈にハマる特性」をあえて味方につけます。
「タイマーを15分だけセットし、その間は他のブラウザのタブを全部閉じて
1つのメール返信だけに没頭する」 他の情報をすべて遮断し
あえて1つのことだけに突入する時間を作ってください。
脳のメモリが一気に軽くなります。
私はこの3つの中で、特に視覚リセットが一番働きを実感できました
約80%の情報は視覚からはいるといわれているので、
物理的にリセットできることで落ち着くことができました。
逆に、この時やってはいけない例は、
周りの音を一切聞かないようにしようと、耳栓をガチガチに詰めたり
周囲に「静かにしてください」と不機嫌なオーラを出すことです。
外の環境を力技でコントロールしようとしたり、
完全にシャットアウトしようとすると
職場の人間関係に余計なストレスを生み、さらに脳が疲れる原因になります。
「外の音を消す」のではなく、
「自分の意識の向け先を変える」こと
このちょっとしたチューニングが、あなたの心を守る最大のコツです。
ここまで、明日から実践できる3つの防衛策をお伝えしました。
でも、テクニック以上に最後に一番大切なことをお話しします。
あなたが自分の「繊細さ」を欠点ではなく、
心から愛せるようになるための、とても大切な一言です。
揺るがない自分軸の育て方
最後に、テクニック以外で
あなたに一番伝えたい
とても大切なことがあります。
問題は、あなたの気質そのものではありません。
本当の解決策は、環境を完全に変えることでも
気質を無理に直すことでもないんです。
大切なのは、気質に振り回されるのをやめて、
「しなやかで、揺るがない自分軸」を新しく育てていくこと
周りの刺激に振り回されているとき、私たちの意識は
「他人の視線」や「外の環境」に奪われています。
だからブレて、疲れてしまうんです。
でも、今日お伝えしたコントロール術で脳のメモリを空けたら
次はその空いた場所に
「私はどうしたいか」「私は何を感じているか」という
自分だけの軸をどっしりと立てて欲しいんです。
気質を超えた先にある本質は、
「どんな環境にいても、揺るがない自分らしさ」を
あなた自身が100%受け入れること。
「周りは周り、私は私」というしなやかな強さを持てたとき
HSS型特有の「新しいことに挑戦するワクワク感」が
本当の意味であなたの強力な武器になります。
刺激が多いからと殻に閉じこもる必要はありません。
自分軸さえあれば、あなたはどんな場所でも
自分らしく輝けますからね。
まずは、今日紹介した3つのコントロール術のうち
「これならできそう」と思ったものを1つだけで実践してみてくださいね。
あなたの繊細さは、素敵な才能です。自分を上手に守りながら
その才能を思いっきり発揮していきましょう。