【うつ病・繊細さん】「すみません」が口癖になっていませんか?―「ありがとう」に変えていく心の練習

【うつ病・繊細さん】「すみません」が口癖になっていませんか?―「ありがとう」に変えていく心の練習

記事
コラム
「すみません。」

気づけば今日も何度も言っている。

道を譲ってもらったとき。
体調を気遣ってもらったとき。
話を聞いてもらったとき。
誰かに助けてもらったとき。

本当は感謝しているのに、「ありがとう」より先に「すみません」が出てしまう。

そんな人は少なくありません。

特にうつ病や繊細な気質を持つ人ほど、その傾向が強いように感じます。

でも、その「すみません」は決して冷たい言葉ではありません。

むしろ、とても優しい心から生まれていることが多いのです。

❇️「すみません」の奥にある優しさ

人に何かをしてもらったとき、
「申し訳ない」
と感じる人がいます。

それは、

「私なんかのために時間を使わせてしまった」
「負担をかけてしまった」
「迷惑だったかもしれない」

という気持ちからです。

つまり、自分のことよりも相手のことを考えているのです。

だからまず知ってほしいのは、「すみません」が多いからといって、あなたが悪いわけではないということです。

それは、人に迷惑をかけたくないという優しさの表れでもあります。

❇️なぜ謝る癖が身につくのか

ただ、その優しさが強くなりすぎると、自分を苦しめることがあります。

幼い頃から、
「迷惑をかけないようにしなさい」
と言われて育った人。
親や周囲の機嫌を気にしてきた人。
怒られないように空気を読んできた人。

そんな人は、自分を守るために「先に謝る」という習慣を身につけることがあります。

謝れば怒られにくい。
謝れば嫌われにくい。
謝れば場が収まる。

子どもの頃には必要だった知恵だったのかもしれません。

でも大人になった今も、その癖だけが残っていることがあります。

誰も怒っていないのに謝る。
頼んで助けてもらっただけなのに謝る。
優しくされても謝る。

そして少しずつ、
「私は迷惑をかける存在なんだ」
という感覚を抱えてしまうのです。

❇️「ありがとう」と「すみません」の違い


実は、この二つの言葉は似ているようで少し違います。

「すみません」は、自分がかけた負担を見る言葉です。

「ありがとう」は、相手がくれた優しさを見る言葉です。

例えば、誰かがドアを開けて待っていてくれたとします。

「すみません」は、「待たせてしまった」という視点です。

一方で、「ありがとうございます」は、「待っていてくれた」という優しさに目を向けています。

同じ出来事でも、見ている方向が違うのです。

❇️相手は謝ってほしいわけではない

少し想像してみてください。

あなたが友達を助けたとします。

落ち込んでいたから話を聞いた。
困っていたから手を貸した。

そのとき相手から、「すみません」と言われ続けたらどうでしょう。

もちろん嫌な気持ちにはならないでしょう。

でもきっと、「謝らなくていいのに」と思うのではないでしょうか。

むしろ、「ありがとう」と言ってもらえた方が嬉しいかもしれません。

なぜなら、助けたくて助けたからです。

優しくしたことを後悔していないからです。

❇️「ありがとう」を受け取る練習

うつ病や繊細な人は、人に頼ることに罪悪感を持ちやすい傾向があります。

でも人は、一人では生きていけません。

支える日もあれば、支えられる日もあります。

だから助けてもらったときは、
「迷惑をかけてしまった」
だけではなく、
「助けてもらえた」
という事実にも目を向けてみてください。

そして少しずつでいいので、
「すみません」

「ありがとうございます」
に変える練習をしてみてください。

もちろん、いきなり変える必要はありません。

最初は、「すみません、ありがとうございます」でも十分です。

大切なのは、相手の優しさを受け取ることです。

❇️最後に❇️

もしあなたが「すみません」が口癖なら、それは人に迷惑をかけたくない優しい人だからかもしれません。

だから、その気持ちを否定しなくて大丈夫です。

ただ、その「すみません」の中には、本当はたくさんの感謝が隠れているはずです。

助けてくれてありがとう。
気にかけてくれてありがとう。
話を聞いてくれてありがとう。
支えてくれてありがとう。

その気持ちを少しずつ言葉にしてみませんか。

「すみません」から「ありがとう」へ。

それは単なる言葉の違いではありません。

自分を責める視点から、人の優しさを受け取る視点へ変わっていく、小さな心の練習なのです。



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