「リビングと寝室があれば十分」
家づくりの打ち合わせで、そう話す方は少なくありません。
でも実際に暮らしてみると、多くの人がこう言います。
「自分の居場所がないんです」
家族との時間はもちろん大切。
でも、“ひとりの時間”をどうつくるかも、家づくりでは見落とせないテーマです。
🪞 家の中に“心の逃げ場”をつくる
趣味部屋というと、特別な趣味を持つ人のための贅沢空間だと思われがちですが、
本当は誰にでも必要な“心の避難所”です。
たとえば読書、手帳を書いたり、ただコーヒーを飲んだり。
たった1.5帖の小さな空間でも、
「ドアを閉める=気持ちを切り替える」スイッチになる。
暮らしの中に、そういう“小さなひとり時間”を確保できる人ほど、
家族との時間を大切にできるようになります。
💡 趣味スペースは“寝室横”より“LDK横”が正解
よくあるのが「寝室の一角を趣味部屋にする」パターン。
でも寝室は基本的に“休む場所”。
夜中に音を出せない、照明を使いにくいなど制約が多いのが現実です。
おすすめは、LDKに近い位置で区切る方法。
家族の声や気配を感じながらも、自分の世界に入れる絶妙な距離感が生まれます。
リビング横に1.5帖ほどのコーナーを設け、
可動式の棚やガラスの間仕切りで仕上げるだけでも印象は大きく変わります。
📐 1.5帖でも成立する。“使う動線”で設計する
「そんなスペース取れないよ」と言う方も多いですが、
実は1.5帖(900×2700mm)あれば十分。
重要なのは広さではなく、“何をするための場所か”が明確であること。
・読書用なら、採光より照明位置を優先
・手芸・模型なら、カウンターと収納動線をセットで
・在宅ワークなら、ネット環境と防音を意識
“用途”を軸に設計すれば、狭くても驚くほど快適になります。
✨ 家族にとっての「安心の距離」を育てる空間
家の中で常に誰かと一緒にいると、
安心感と同時に“息抜きのタイミング”を失いやすい。
そんな時にこそ、この趣味部屋が活きます。
小さな部屋があるだけで、
家族それぞれが自分の時間を大切にできる家になる。
そのバランスが、平屋のようなワンフロアの家では特に大切です。
🔚締
家は「広さ」ではなく「余白」で整う。
趣味部屋は“贅沢”ではなく、“暮らしを整える装置”です。
1.5帖のスペースが、10年後の暮らしのゆとりを決めるかもしれません。