毎日を過ごしていると、「なんだか最近、些細なことでイライラしちゃうな」「心がトゲトゲしているな」と感じることはありませんか?
怒りたくて怒っているわけじゃないのに、周りの人や出来事に、ついつい不満が募ってしまう。
そんなとき、私たちの心はある「罠」にかかっているのかもしれません。
昔、私はとても心に深く刺さる言葉に出会いました。
それが、『ありがとう』の反対は『当たり前』という言葉です。
これを知ったとき、本当にその通りだなあ、とハッとさせられました。
「当たり前」と思うから、腹が立つ
私たちは、日々の生活の中で、たくさんのことを無意識に「当たり前」にしてしまいがちです。
・家族がごはんを作ってくれたり、家事をしてくれたりすること
・職場の同僚が、自分の仕事をサポートしてくれること
・友達が自分の話を聞いてくれること
・毎日、健康に朝を迎えられること
これらを「やってくれて当たり前」「そこにあって当たり前」と思っていると、それが少しでも思い通りにいかなかったとき、途端に不満が湧いてきてしまうのです。
「なんでやってくれないの?」
「どうして私ばっかりこんな目に遭うの?」
そう、「当たり前」というフィルターを通して世界を見てしまうと、なぜか「腹が立つこと」ばかりが増えていってしまうのです。
相手を責めたくなる時、実は私たちの心が「相手の行動を当たり前だと思い込んでいる」のが原因だったりします。
「ありがとう」は「めったにないこと」
一方で、「ありがとう」を漢字で書くと「有り難い」ですよね。文字通り、「有ることが、難しい(めったにない)」という意味です。
今、自分の周りにある優しさや、平穏な日常。
これらは決して当たり前のものではありません。誰かの時間や、思いやりや、たくさんの奇跡のような偶然が重なって、そこに存在してくれています。
そう気づいた瞬間、心のフィルターがガラリと切り替わります。
「今日も話を聞いてくれて、本当にありがたいな」
「いつもサポートしてくれて、感謝だな」
目の前にある出来事は全く同じなのに、「当たり前」から「ありがとう」に視点が変わるだけで、不思議なほど心がじんわりと温かくなっていきます。
心のトゲトゲは、感謝に変えられるサイン
もし、最近なんだかイライラしてしまうなと思ったら、それは自分を責める必要はありません。ただ、周りの素敵な何かが、自分の中で「当たり前」にすり替わってしまっているサインです。
この世界に、当たり前なことなんて、本当はひとつもありません。
心がトゲトゲしそうになったときこそ、一呼吸置いて、身の回りにある小さな「有り難いこと」を探してみませんか?
「ありがとう」の視点を持つだけで、あなたの周りの世界は、驚くほど優しく形を変えていくはずです。
みなさんの毎日が、たくさんの温かい「ありがとう」で満たされますように。
コトノハ *( ˊᵕˋ )✩⡱