曇ったら、一歩引く

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昨日、眼鏡を買いに行きました。

ガラス面の傷が目立ってきて、
「そろそろ限界かな」と思ったのがきっかけです。

お店に行くと、フレームだけでも本当にたくさんあって。
スポーツ用、デザイン重視のもの、男性用、女性用。
私は、いつも使っているシリーズのスポーツ用を選びました。

別に運動するわけじゃないのですが、
軽くて、フィットして、丈夫。
多少吹っ飛ばしても壊れにくい(たぶん)。
自分には、それが一番合っていると分かっているからです。

フレームが決まって、次はレンズ。
これがまた、今は多機能で。

ブルーライト対応、
傷がつきにくい加工、
くもりにくい仕様。

正直、
「ちょっと多すぎて、よく分からない」
そんな状態になりました。

そんなとき、担当してくれた販売員さんが、
とてもいい人で。

「全部つけたほうがいいですよ」
とは言わず、
一つひとつ説明してくれて、
「これは必要ですね」
「これは今回はなくても大丈夫そうです」
と、ちゃんと整理してくれたんです。

いらないものは外す。
必要なものだけ残す。

成績を考えたら、
全部つけたほうがいいはずなのに、
それをしない。

息子の眼鏡でも、
少し高めのフレームを選んでいたら、
「それだと、ご希望と少し違うかもしれません」と、
正直に教えてくれて、
価格帯を下げたものをすすめてくれました。

帰り道、
「ああ、こういう人って信頼されるんだよなあ」
と、ふと思ったんです。

最近、鑑定のご相談を受けていて、
この眼鏡の話と似ているな、と感じることがあります。

「どうしたらいいか分からない」
というよりも、
今の自分の状態が整理できていない。

頑張るべきか、
決めるべきか、
動いたほうがいいのか。

その前に、
「今、自分はどこに立っているんだろう?」
そこが見えなくなっている人が、とても多い。

迷いやしんどさは、
ひとつの悩みに見えても、
よく見てみると、性質の違うものが混ざっていることがあります。

疲れなのか。
迷いなのか。
ただ立ち止まるタイミングなのか。

それを全部まとめて扱おうとすると、
かえって分からなくなってしまう。

だから私は、
入口を分けることにしました。

無理に一括で見ない。
いらないものは、いったん外す。
今の状態に合うところから、そっと確認する。

どれを選ぶか、
正解はありません。

今いちばん気になるもの。
なぜか目に留まるもの。
読んでいて、少し安心するもの。

それが、
今の自分に合っている入口なのだと思います。

答えを出すためではなく、
今の立ち位置を確かめるために。

眼鏡も、
全部の機能をつける必要はなくて、
「ちゃんと見える」ことが一番大事。

今の心も、
きっと同じなのだと思います。


そういえば、その眼鏡屋さんで、
もうひとつ、面白い話を聞きました。

レンズの下のほうに、
細かい傷のようなものが出ていたのですが、
それは実は傷ではなく、
熱によるレンズの劣化なのだそうです。

今の眼鏡レンズはプラスチック製なので、
熱や湯気に弱い。

そして、この劣化は、
女性のほうが多いのだとか。

理由を聞いて、
思わず「なるほど」となりました。

料理をしているときの湯気。
レンズが曇ったまま、
鍋やフライパンに顔を近づけているうちに、
少しずつ劣化してしまうのだそうです。

対処法は、とてもシンプルで、
曇ったら、一歩引くこと。

無理に見ようとしない。
近づきすぎない。

その話を聞いて、
なんだか心のことと似ているな、と思いました。

よく見えなくなったときほど、
前のめりになってしまうけれど、
本当は、少し距離を取ったほうが
ちゃんと見えることもある。

眼鏡も、心も、
無理に近づきすぎないほうがいい。

そんなことを思いながら、
新しい眼鏡をかけて、家に帰りました。





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