忙しかった今日という一日の締めくくりに、自分のための数分間の時間を作る。ブログでコーチング、VISION GARDENです。
今日も一日、本当にお疲れ様でした。
ベッドに入って、ふと開いたSNS。
「独立して月収100万円を達成しました!」
「今期、最年少でマネージャーに昇進しました」
「素敵な家族と、理想のマイホームを手に入れました」
そんな、タイムラインに流れてくる同世代や同期たちの眩しすぎるライフイベントや成功報告。それらを目にした瞬間、胸の奥がキュッと締め付けられるような、言葉にできない焦りや劣等感に襲われることはありませんか。
「それに比べて、自分は今まで何をしてきたんだろう……」
「このままでいいのだろうか。自分だけが世の中から取り残されている気がする」
真面目で、常に向上心を持って自分の人生と向き合っている方ほど、こうした他人の光と自分を比べて、夜な夜な一人で自己否定の沼に潜ってしまうものです。
まず、最初にお伝えさせてください。
そんなふうに焦ってしまうのは、あなたの能力が足りないからでも、あなたが怠けているからでもありません。今日まで愚直に、目の前の仕事や生活を積み上げてきたご自身を、まずは誰よりもあなた自身が「よくやってるよ」と、100%認めてあげてくださいね。
他人の成功がまぶしくて焦る夜、実はあなたの心ではなく、「脳」があるバイアスに引っかかっています。
■ 他人の「一点」しか見えなくなる脳のバグ
行動経済学や心理学の知見に、「焦点化の錯覚(フォーカシング・イリュージョン)」という言葉があります。
これは、「人間は、ある特定の一部分に意識が集中(焦点化)すると、その一部分が『人生のすべて』であるかのように思い込んでしまう」という、脳の認知のバグ(バイアス)のことです。
SNSや職場で耳にする他人の成功談は、彼らの人生という巨大なジグソーパズルのうちの、たった「1ピース」の輝かしい瞬間でしかありません。スポットライトが当たっている、一番見栄えの良い一部分だけです。
しかし、私たちの脳は非常に不器用です。その輝く1ピースを見た瞬間、焦点化の錯覚が発動し、「あの人は人生のすべてにおいて満たされていて、完璧に幸せなんだ」と、勝手に相手の人生全体を拡大解釈してしまいます。
そして同時に、自分の手元にある「地味だけれど大切なピース(これまでの努力、信頼できる人間関係、今持っているスキル)」からはスポットライトが外れ、まるで自分には何もないかのような錯覚に陥ってしまうのです。
相手の「最高の一点」と、自分の「現状のすべて」を天秤にかけてしまえば、どんな人であっても焦り、劣等感を抱くのは当然の仕組みなのです。
■ 外側のスポットライトを浴びても、コンパスは動かない
元マーケターとして、数字や効率、他者からの評価といった「外側の物差し」ばかりを追い求めていた時期が私にもあります。
「もっと大きな成果を」「もっと他人に認められるポジションを」と焦れば焦るほど、自分の現在地が見えなくなり、足元がグラグラと揺らぐような息苦しさを感じていました。
その時に痛感したことがあります。
他人が掲げる「正解」や、世間が眩しいとする「成功のライト」にどれだけ自分の焦点を合わせても、自分自身の心が本当に満たされることはない、ということです。
人は、外側のロジック(=他人の成功基準)だけで動こうとすると、いつか必ずエネルギー切れを起こします。本当に大切なのは、他人のライトが当たっている場所を羨むことではなく、自分の内側にある「本当の感情(願い)」と繋がり直すことです。
同期が出世した、誰かが大金を稼いだ。それはそれ、彼らの人生のストーリーです。
ジャッジする必要も、羨む必要もありません。
「じゃあ、自分は本当はどうしたいんだろう?」
「どんな瞬間に、自分は心からの充足感や喜びを感じるのだろう?」
他人の眩しさに目が眩みそうになったときこそ、外側に向いた視線を、自分の内側へと優しく引き戻してあげる絶好のチャンスなのです。
■ なりたい自分へ繋ぐ、今日の「問い」
魔法のような一発逆転で、明日から急に他人が気にならなくなる解決策はありません。
でも、「あ、今、自分の脳が『焦点化の錯覚』でバグを起こしているな」と気づくだけで、心の波立ちは少しずつ静まっていきます。
焦る必要はありません。あなたはあなたのペースで、あなただけの人生を組み立てていけばいいのです。
最後に、今日という日を心地よく締めくくり、あなたの「理想の未来」へ繋ぎ直すための、今日の問いを贈ります。
【今日の問い】
「もし、他人の目を一切気にしなくていいとしたら、あなたは明日、どんな『小さな一歩』を踏み出したいですか?」
ノートの切れ端でも、スマホのメモ帳でも構いません。頭の中で浮かんだまとまらない本音を、ただそのまま吐き出してみてくださいね。
自分の内なるコンパスを見つけ、ブレない軸を持って進みたいと感じたら、いつでもVISION GARDENの扉を叩いてください。あなたのどんな本音も、100%受容してお待ちしております。
それでは、今夜はスマホの画面を少し早めに閉じて、ご自身を労わる穏やかな夜をお過ごしください。