福祉分野において、制度の説明や支援計画も大切ですが、もっと根っこの部分にあるのは——
人の声に寄り添うこと、そしてその声を受け止める姿勢です。
今日は、そんな相談援助の中にある3つの“リ”について、少しだけお話しします。
---
聴く(傾聴)——「リスニング」
相手の言葉をただ聞くだけではなく、その奥にある“言葉にならない思い”に耳を澄ませる。
沈黙やため息、視線の揺れ——
そこにこそ、語られない声があるのだと思います。
否定も肯定もせず、相手の思いをそのまま受け止める。簡単なようで非常に難しいことです。
---
見方を変える(言い換え)——「リフレーミング」
「介護がつらい」「家族に迷惑をかけている」——
そんな言葉の裏にある、誰かを思う気持ち。
見方を少し変えるだけで、
「誰かの生活を支えている自分」や「家族を思う優しさ」が見えてくることがあります。
そんな言葉の裏側を言い換えて伝えることで、気づくきっかけを与える。そんな優しい技法です。
---
受け止める(復唱)——「リフレイン」
「オウム返し」とも言われますが、相手の言葉をそのまま返すことで、「ちゃんと聴いてもらえた」と感じてもらえる。
言葉を繰り返すことで、安心が生まれるのです。
---
まとめ
「聴く」「見方を変える」「受け止める」——
この3つの“リ”は、相談援助の現場で静かに息づいている技術です。
でもそれは、マニュアルではなく“人と人との関係性のリズム”なのだと思います。
相手の話を真剣に聴くことで自然とできることでもあるのですが、特に身近な相手にはできないこともしばしばあります。
誰かの悩みや相談を受ける時、「リ・リ・リ」思い出してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
このブログでは、私が福祉の現場で出会ったことや、そこから感じた想いを、皆さんにそっとお伝えしています。
もし私の話に少しでも興味を持っていただけたり、もっと話を聞いてみたいと思っていただけたなら、よかったらプロフィールも覗いてみてください。
高齢者福祉に関する日頃のお悩みやちょっとしたご相談を、オンラインでお伺いしています。
あなたの声を聞かせてもらえると嬉しいです。