【前嶋拳人】コミュニケーションは最高の技術

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ビジネス・マーケティング
皆さん、こんにちは。フリーランスエンジニアの前嶋拳人です。

フリーランスになってから、たくさんのクライアントと仕事を共にしてきましたが、そこで改めて痛感していることがあります。それは、「コミュニケーションは最高の技術」だということです。

新卒でSIerに入社したばかりの頃、僕は技術さえあれば仕事はうまくいくと思っていました。上司から要件定義の大切さを説かれても、「いやいや、それより早くコードを書きたいんですけど…」と心の中で思っていました。しかし、あるプロジェクトで大きな失敗を経験しました。

クライアントが「画面にAというデータを表示してほしい」と依頼してきたので、僕は言われた通りにAというデータを表示する機能を開発しました。しかし、納品後、クライアントから「なんか違うんだよな…」というフィードバックをもらったのです。よくよく話を聞くと、クライアントが本当に求めていたのは、Aというデータそのものではなく、Aというデータから導き出される「ユーザーの行動傾向」を分析するための機能でした。僕の理解不足と、確認を怠ったことが原因でした。

この時、僕は気づかされました。どんなに優れた技術を持っていても、本当に求められているものを理解できなければ、それは自己満足に過ぎないのだと。

フリーランスになって、この考え方はさらに強くなりました。

ココナラでも、様々なご相談をいただきます。「こんなシステムを作りたい」「このサービスを改修したい」といったご依頼だけでなく、「漠然としたアイデアはあるんだけど、どうやって形にすればいいか分からない」といったご相談も少なくありません。

僕はそうしたご相談に対して、すぐに「できます」「できません」と答えるのではなく、まずは「なぜそれが必要なのですか?」と尋ねるようにしています。

例えば、「オンラインで商品を販売するECサイトを作りたい」というご相談があったとします。その場合、僕は「なぜECサイトが必要なのですか?」「ターゲットはどんな人ですか?」「最終的に実現したいビジネスゴールは何ですか?」といった質問を重ねます。

このやり取りを通じて、お客様自身も気づいていなかった「本当にやりたかったこと」が見えてくることがよくあります。

「実は、単に商品を売りたいのではなく、お客様とのコミュニケーションを深めるためのコミュニティを作りたいんです」とか、「在庫管理の作業を自動化して、もっと商品開発に時間をかけたいんです」といった、より本質的な課題が見えてくるのです。

コミュニケーションは、単に情報を伝えるツールではありません。それは、お互いの思考を整理し、隠された課題を発見し、より良い未来を共創するためのプロセスです。

そして、お客様のビジネスを深く理解し、その成長に貢献できること。それこそが、エンジニアとしての最大の喜びだと僕は感じています。

技術を学ぶのはもちろん大切です。しかし、それ以上に、相手の言葉に耳を傾け、真のニーズを引き出すコミュニケーション能力を磨くことが、フリーランスとして成功するための鍵だと僕は信じています。

これからも、一つ一つの出会いを大切に、お客様の「最高の技術パートナー」となれるよう努力していきます。


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