こんにちは!20年間、公立小学校の先生をしていた「くりぱち」です。
「静かにしなさい!」
「ちゃんと座って!」
「廊下を走るな!」
教員になりたての頃、僕の口から出るのは、こんな言葉ばかりでした。
でも、叫べば叫ぶほど、子どもたちは言うことを聞かなくなり、僕の喉と心は、すり減っていく一方…。
今回のnoteは、そんなかつての僕のように、「どうして、私の指示は子どもに届かないんだろう…」と、ガミガミ叱ってしまう自分に嫌気がさしている、優しいあなたに向けて書いています。
このnoteを読み終える頃には、きっとこうなっています!
✅ 子どもが思わず「やってみたい!」と感じる、魔法のような「言い換え言葉」が手に入ります!
✅ ガミガミ叱らなくても、教室が自然と落ち着き、あなたと子どもの笑顔が増えます!
あなたの指示が「届かない」理由
「おしゃべりしないの!」
「ちゃんとお話を聞きなさい!」
そう言っても、子どもたちの耳には、まるでBGMのようにしか聞こえていない…。そんな経験、ありませんか?
実は、それ、あなたの熱意が足りないからではありません。
問題は、私たちが無意識に使ってしまっている「言葉のクセ」にあるんです。
「~するな」という否定的な言葉:言われると、反発したくなったり、逆にその行動を意識してしまったりします。
「ちゃんと」「しっかり」という曖昧な言葉:具体的にどうすればいいのか分からず、子どもは動けません。
では、どうすればいいのか? 答えはとてもシンプル。
子どもが「やってみたい!」と思えるような、具体的で肯定的な言葉に言い換えてあげるだけ。
このnoteでは、僕が20年間で集めてきた、とっておきの言い換えテクニック、「AさせたいならBと言え」の法則を、惜しみなく伝授します!
法則①:「~するな」を「~しよう」の冒険に変える
子どもは、禁止されるとやりたくなる生き物です。ならば、発想を逆転させて、望ましい行動を、楽しい「ミッション」に変えてしまいましょう。
【NG指示】
「廊下を走るな!」→子どもは「走る」という単語に意識が向き、余計に走りたくなります。
【OK指示】
「忍者みたいに、足音を立てずに歩けるかな?」→子どもたちの頭の中には、忍者のイメージが浮かび、遊び感覚で静かに歩き始めます。
これは、退屈な「お約束」ではなく、ワクワクする「ミッション」に挑戦しているのです。
【言い換え例】
「大きな声を出さない!」 → 「アリさんの声で、そっと教えてくれる?」
「椅子をガタガタさせない!」 → 「椅子と床がキスするみたいに、そーっと座れるかな?」
「給食を残さない!」 → 「このニンジンを食べたら、パワーが1アップするよ!やっつけてみよう!」
法則②:「感覚」に訴えかける
子どもは、理屈よりも感覚で動きます。「静かにしなさい」という抽象的な指示よりも、五感に訴える言葉の方が、ずっと効果的です。
【NG指示】
「静かにノートを書きなさい」→「静かに」のレベルは人それぞれ。子どもには伝わりにくいです。
【OK指示】
「先生のチョークの音だけが聞こえるように、シーンと集中してみよう」→子どもたちは、聴覚を研ぎ澄まし、チョークの音に集中します。結果として、教室は静寂に包まれます。
【言い換え例】
「きれいに着地しよう」 → 「着地した時、誰が一番音を立てないか競争だ!」
「たくさん書こう」 → 「隣の教室まで、みんなの鉛筆の音が聞こえるくらい書いてみよう!」
「しっかり手を洗おう」 → 「泡がシュワシュワ言う音が聞こえるまで、ゴシガシしてみよう」
このように、「音」や「見た目」といった感覚的な基準を示すことで、子どもたちは何をすればいいのかを直感的に理解し、楽しみながら行動を変えていきます。
大切なのは「どうすればやりたくなるか?」
この言い換えテクニックの根底にあるのは、「なぜできないんだ?」と原因を追求するのではなく、「どうすれば、やりたくなるだろう?」と、解決策をデザインする思考法です。
子どもの「心」を変えようとするのは、とても時間がかかります。
それよりも、具体的な「行動」をデザインする「仕掛け」を考える方が、ずっと早く、そして何より、先生も子どもも、楽しく問題を解決できるのです。
まとめ
指示は「命令」じゃない!3つの法則で、子どもを動かす「ゲーム」を仕掛けよう!
①「~するな」を「~しよう」に変えよう。
②「ちゃんと」ではなく、「音」や「見た目」など五感に訴えかけよう。
③「なぜできない?」ではなく「どうすればやりたくなる?」と考えよう。