こんにちは!20年間、公立小学校の先生をしていた「くりぱち」です。
かつての僕は、手を挙げるのがいつも同じ子で、他の子たちは静かに座っている…そんな「一部の子だけが活躍する授業」に、ずっとモヤモヤを抱えていました。
「どうすれば、全員が参加できるんだろう?」と、一人で頭を悩ませる毎日でした。
今回のnoteは、そんなかつての僕のように、「静かな子たちの本音が聞けない…」「一部の子だけで授業が進んでしまう…」と悩んでいる、熱心なあなたに向けて書いています。
このnoteを読み終える頃には、きっとこうなっています!
✅ どんな子でも思わず授業に参加したくなる、魔法のような「指名の仕掛け」が手に入ります!
✅ 「シーン…」とした教室が、子どもたちの主体的な「ザワッ」とした活気に満ち溢れます!
その「挙手」、本当に全員参加ですか?
「はい!」「はい!」「はい!」
教室に響き渡る、元気な声。
一見、活気のある素晴らしい授業に見えるかもしれません。
でも、少しだけ周りを見渡してみてください。
その声の影で、当てられないようにそっと息を潜めたり、「どうせ私なんて…」と学びから心を閉ざしてしまったりしている子はいませんか?
活発に見えるその授業は、実は、ほんの一部の子どもたちだけで成立している「閉じた世界」になってしまっているのかもしれないのです。
でも、もし、たった一つの工夫で、教室の全員が「次は自分かも!」とドキドキしながら、前のめりに授業に参加するようになったら…?
このnoteでは、マンネリ化した教室の空気を一変させる、「挙手」と「指名」の魔法の仕掛けをご紹介します。
難しい準備は一切いりません。明日からすぐに試せる、簡単なテクニックばかりです。
魔法の仕掛け①:ドキドキ感を演出する「ランダム指名」
「誰が当たるか分からない」というドキドキ感は、子どもの集中力を引き出す最強のスパイスです。
「じゃあ、分かる人、手を挙げて」と問いかけるだけでは、自信のある子しか参加できません。
分からない子は「自分には関係ない」と、思考を停止してしまいます。
そこで、こう宣言してみるのです。
「今から、この棒くじ(名前カード)で一人を指名します。誰が当たってもいいように、全員、自分の考えをノートに書いて準備しておいてね!」
こうするだけで、子どもたちの意識はガラリと変わります。「自分も当たるかもしれない」という「自分ごと」として捉える意識が、全員の脳をフル回転させるのです。
僕は、子どもたちの名前と特徴を書いた「指名カード」をクイズ形式で使っていました。
「さて、次の発表者!ヒントは…好きな食べ物はラーメン、得意な教科は体育です。だーれだ?」
こうすると、クラス中が「あ、〇〇くんだ!」と盛り上がり、指名される子もヒーローになった気分で発表できます。クラスの一体感も高まりますよ。
魔法の仕掛け②:一体感を生み出す「全員挙手」
「正解が分からないと手を挙げられない」というプレッシャーが、多くの子どもの手を重くしています。
ならば、「正解・不正解」のない、全員が参加できる挙手の場面を、意図的に作ってあげればいいのです。
「今日の給食、カレーだった人、グーを挙げて!パンだった人、チョキを挙げて!せーの!」
「このお話の主人公の気持ち、『悲しい』だと思う人は、静かに手を挙げて。『悔しい』だと思う人は、胸に手を当てて」
このように、二者択一にしたり、ジェスチャーに変えたりすることで、全員が自分の考えを表明できます。
「みんなも、そう思ってるんだ」「あ、〇〇ちゃんは違う考えなんだな」と、クラス全体の考えを可視化することで、子どもたちは安心して自分の意見を持つことができるようになります。
魔法の仕掛け③:思考を深める「考え中」のサイン
指名された子が、すぐに「分かりません」と答えてしまう。これは、考えることを諦めてしまっているサインです。
そんな時、すぐに「じゃあ、他の人」と切り替えるのは、その子の思考を止めてしまう、とてももったいない対応。
そこでおすすめなのが、「考え中」のサインを決めておくことです。
「指名されて、すぐに答えが思いつかない時は、『考え中です』と言って、親指を立てるサインをしてね。そうしたら、先生もみんなも、あなたが一生懸命考えているのを、静かに待っているから」
このルールがあるだけで、子どもたちは「考えてもいいんだ」「すぐに答えられなくても大丈夫なんだ」という安心感を持つことができます。
沈黙は、気まずい時間ではなく、思考が深まっている豊かな時間なのです。
まとめ
3つの魔法の仕掛けが、教室を全員主役の「劇場」に変える!
①ランダム指名で、全員を授業の「当事者」にする。
②全員挙手で、クラスの考えを「見える化」し、安心感を生み出す。
③「考え中です」のサインで、沈黙を「豊かな時間」に変える。