設計とは、何をするとどうなるかの未来まで描くこと

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ビジネス・マーケティング

私は、設計という言葉を考えるとき、
多くの場合「やることを決めること」として扱われているように感じています。

ただ、実際の現場では、
決めたはずのことがうまく回らなかったり、
後から問題が出てくることも少なくありません。

この記事の結論から言うと、

設計とは、何をするとどうなるかの未来まで描くことです。


もちろん、その時点での事情や方針に沿って、
最善の判断がされていることも多いと思います。

ただ、それでもなお同じようなズレが起きているとしたら、
見直すべきは別のところにあるのかもしれません。




問題は、後から突然起きているわけではない


たとえば、採用の場面でも同じことが起きます。

その時点では事情や方針があり、
リクルーターもそれに沿って動き、
条件を定めて採用を行う。

ここまでは、誰も間違っていません。

ただ、その後に状況が変わり、
当初の条件とは違う運用が求められるようになると、

リクルーターにとっても、
採用された側にとっても、
少しずつズレやストレスが生まれていきます。

たとえば、

最初は「週に2回リモートでよい」として採用したのに、
実際の運用では出社要請が増えていく。

あるいは、業務内容についても、
後から少しずつ追加されていく。

一つひとつは小さな調整に見えるかもしれませんが、
これが積み重なると、現場には違和感が残っていきます。

本来ここで見直すべきなのは、
「その都度の対応」ではなく、

そもそもその条件を決めたときに、
どこまでの未来を描けていたか、という点です。




現場が疲弊するのは、仕事量だけが理由ではない


現場が疲れる理由は、
単純な仕事量だけではないことがあります。

本当につらいのは、

納得できていないことを引き受け続ける状態です。

決めたわけではないのに、
その結果を引き受ける。

しかも、その調整によって表面上は回ってしまう。

こういう時、人はかなり消耗します。

問題が起きているのに、
それが問題として扱われないまま進んでいくからです。




設計とは、未来の変化の流れを見ること


では、設計されている状態とは何か。

それは「何をやるか」ではなく、
その先に起きる変化の流れが見えている状態です。

この条件で採用したら、現場はどう動くのか
どこでズレが生まれる可能性があるのか
誰にどんな負荷がかかるのか

ここまで含めて考えられていると、
後から大きな調整が必要になることは少なくなります。

逆に言えば、
未来が描かれていない意思決定は、
必ずどこかで“調整”として返ってきます。




現場の我慢で回っているなら、それは設計の不足かもしれない


現場が我慢することで回っている状態は、
一見うまくいっているように見えるかもしれません。

ただそれは、

設計の不足を、現場の調整で補っている状態
とも言えるのだと思います。

もし同じような問題が何度も起きているとしたら、
見直すべきなのは「やり方」ではなく、
その前にある「設計」なのかもしれません。

そしてその設計は、
「何をやるか」ではなく、
「それによって何が起きるのか」まで描けているか。

そこに立ち戻ることが、
結果として現場の負担を減らすことにもつながるのだと思います。

そして、こうした「設計」は、
単にやることを決めるのではなく、
意思決定の前提や判断軸そのものを整えることでもあります。

実際には、この部分が曖昧なまま進んでしまうことで、
現場での調整が増えてしまうケースも少なくありません。

だからこそ、
設計とは「何をするか」を決めることではなく、
「どういう基準で決めていくのか」を整えることでもあるのだと思います。
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