辛い体験を「誰かに話したくなる」のは自然な反応 〜カタルシス効果と、話す時の注意点〜

記事
コラム

強いショックを受けた時、
「誰かに聞いてほしい」
「この気持ちを話したい」
と思った経験はありませんか?

・事故現場を見てしまった
・衝撃的な場面の第一発見者になった
・大切な人を突然失った
・怒鳴り声や暴力を目撃した
・怖い出来事を経験した

そんな時、
頭から離れなくなったり、
何度も思い出してしまったりすることがあります。

そして、
「誰かに話したい」
と思うことがあります。

実はこれ、
とても自然な心の反応なんです。

「カタルシス効果」というもの


心理学では、
感情を言葉として外に出すことで、
心が軽くなる現象を、
「カタルシス効果」
と呼ぶことがあります。

例えば、
・ずっと抱えていた気持ちを話した
・泣きながら辛さを吐き出した
・「大変だったね」と受け止めてもらえた

そんな時、
少しホッとした経験がある方もいるかもしれません。
これは、
心が感情を整理しようとしている反応でもあります。

ショック体験のあと、
人は、
・フラッシュバック
・眠れない
・ぼーっとする
・強い罪悪感
・「自分が悪かったのでは」と考える
・突然涙が出る
などの反応が起きることがあります。

そんな時に、
安心できる相手に話すことが、
心の負担を軽くすることもあります。

「心理的デブリーフィング」という考え方
災害や事故、
事件などのあとに、
体験したことや感情を言葉にして共有する支援を、
「心理的デブリーフィング」
と呼ぶことがあります。

これは、
“辛い体験を一人で抱え込ませない”
という目的で行われてきた支援です。

ただ現在は、
「無理に詳細を話させることは、
逆に傷を深くする場合もある」
という考え方も広まっています。

そのため今は、
・本人のペースで
・安心できる環境で
・無理をさせず
話せることが大切だと考えられています。

ただし「誰に話すか」はとても大切
ここで大事なのが、
「話せば誰でもいい」
わけではないこと。

【注意点】

■きちんと受け止めてくれる人に話す
「気にしすぎ」
「忘れなよ」
「そんなことで?」
と軽く扱われると、
逆に傷ついてしまうことがあります。
否定せず、
安心して話せる相手を選ぶことは大切です。
■話を聞いても引きずられすぎない人に話す
ショック体験の話は、
聞く側にも負担がかかることがあります。
共感力が高すぎる人や、
感情を抱え込みやすい人は、
一緒に苦しくなってしまうこともあります。
だからこそ、
“ちゃんと受け止められる人”
に話すことが大切なんです。
■無理に何度も詳細を話し続けなくていい
最近の心理学では、
「とにかく全部吐き出せば良い」
とは限らない、
とも言われています。
何度も生々しく話し続けることで、
逆に傷が刺激され続けてしまう場合もあります。
だから、
・安心できる場所で
・自分のペースで
・無理せず
が、とても大切。
「平気じゃなくていい」
強いショックを受けた時、
「平気でいなきゃ」
「気にしちゃダメだ」
と思ってしまう人は多いです。
でも、
心が傷ついた時は、
まず、
“傷ついた”
と認めてあげることも、
とても大切なことなのだと思います。

良かったら精神保健福祉士✖社会福祉士の礼がお聴きします。

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