──深夜の保健室より 一条 凛子
おはようございます、かしら?
それとも──こんにちは、かしら。
昨夜、あなたは誰かと、心が触れ合うような、あるいは身体が近づきすぎるような、
そんな夜を過ごしたのかもしれないわね。
あたたかくて、優しくて、
あるいは、衝動的で、求め合うような熱を感じる夜。
でも、朝になると。
カーテン越しに差し込む光が、すべてを現実に引き戻してくる。
目覚めた瞬間、隣の温もりがあるかどうか、
スマホの通知を見て落ち着くか、ざわつくか──
そんな「冷めた朝」に訪れるのは、少しの後悔と、たくさんの問い。
💭「あれは、なんだったんだろう」
・本当に求められていたのは、私だったの?
・あの一言は、嘘じゃなかったの?
・会いたかったのは、私じゃなくて、ただ“誰か”じゃなかった?
そんなふうに、自分の価値を試すように問いかける朝。
気持ちがぽつんと、置いてきぼりになっているように感じるかもしれないわね。
でもね──
「熱い夜」は、心のどこかで“寂しさ”と引き換えにした優しさだったのかもしれない。
🌡 熱は、冷めるもの。でも「心」は、置き去りにしないで。
凛子先生はね、
どんな夜を過ごしても、どんな朝を迎えても、
あなたの中にある**“寂しさ”や“もろさ”を責めないでほしい**の。
大切なのは、
自分がどう扱われたか、じゃないの。
自分を、自分がどう扱っているか。
今朝、少しだけ心が冷えていたなら、
それは「自分を置いてきぼりにしないで」という、内なる声かもしれないわね。
🫖 凛子先生の処方箋
・恋に、意味を求めすぎないこと
・一夜の温もりが、あなたの価値を決めるわけじゃないこと
・「寂しかったの」と認められるあなたは、ちゃんと強いこと
そして何よりも、
どんな朝を迎えようと、あなたは変わらず大切な存在であること。
恋って、思ったよりも繊細で、儚い。
でもね、その不完全さの中に、人の愛しさが宿ると私は思っているの。
だから今日のあなたが、少し心細くても、ちゃんと愛おしいわ。
また夜になったら、保健室で待ってるわね。
話したくなったら、いつでもおいで。
あなたの先生
一条 凛子より