精神疾患のある家族が昼夜逆転。「早く寝て」だけでは変わらない理由

精神疾患のある家族が昼夜逆転。「早く寝て」だけでは変わらない理由

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コラム
「昼まで寝ている」「夜中になっても起きている」「朝、何度起こしても起きない」

精神疾患のある家族の生活が昼夜逆転してくると、「なんとか生活リズムを戻さないと」と心配になると思います。「早く寝なさい」「朝はちゃんと起きないと」と、毎日のように声をかけているご家庭もあります。

でも私は、昼夜逆転していると聞いたとき、「何時に寝ていますか?」だけでは終わりません。


まず見るのは、眠りの状態


眠剤を飲んでいるなら、何時に飲んでいるのか。飲んでから、どれくらいで眠るのか。途中で目が覚めるのか、朝まで眠れているのか。そもそも、薬を飲んでも眠れていないのか。

薬を飲んでいるのにほとんど眠れない。そんな状態が続いているなら、家族が生活リズムを整えようと頑張るだけでは、難しいことがあります。その場合は、今の睡眠の状態を主治医に伝えることも必要です。

反対に、夜遅くまで起きていて、朝は起きられない。昼まで寝て、また夜眠れない。そんな生活が続いている場合。私は、「日中、何をして過ごしていますか?」と聞きます。


では、昼間はどう過ごしているか


一日中家にいて、特にすることがない。外にもほとんど出ない。昼間に寝てしまう。夜になると、ゲームやスマホをする。

こうした生活だと、「早く寝て」と声をかけるだけでは、なかなか変わりません。昼夜逆転を戻したいなら、夜だけではなく、昼間をどう過ごしているかも見ていきます。

だからといって、「デイケアに行きましょう」「作業所に行きましょう」と、すぐに決めるわけでもありません。

人の多いところには行きたくない。働きたくない。家から出たくない。理由は、いろいろあります。

それなら、近所のコンビニまでなら行けるのか。買い物ならできるのか。散歩ならできるのか。家にいるのであれば、家の中で何か役割を持てそうか。その人が今できそうなところから、考えます。

家族に毎朝起こしてもらうことから始める場合もあります。

ただ、これも誰にでも勧めるわけではありません。母親が起こすと怒る。何度も声をかけることで、親子げんかになる。そんな関係なら、毎朝起こすことが良いとは限らないんです。

同じ「昼夜逆転」でも、薬の影響なのか。眠れていないのか。日中することがないのか。家族との関係はどうなのか。背景は、人によって違います。

だから私は、「朝起きて、夜寝る」だけを目標にしません。まず、今の一日の過ごし方を知る。そして、その中で変えられそうなことを一つ探します。

生活リズムは、時計だけを見ていても分からないことがあるんです。


「起こすべき?放っておくべき?」と迷っているご家族へ


毎朝起こしても起きない。声をかければ怒る。何も言わなければ昼まで寝ている。それが続くと、家族も何が正解なのか、分からなくなります。

でも、起こすか起こさないかを決める前に、見た方がいいことがあります。

睡眠の状態。薬を飲んでいる時間。日中の過ごし方。本人ができていること。家族が今までどう関わってきたか。

私はココナラの3日間相談で、こうした状況を伺いながら、今のご家庭で何から変えられそうかを一緒に考えています。

「昼夜逆転をなんとかしたい。でも何から手をつけたらいいのか分からない」そんな段階からでも、大丈夫です。



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